長野大町市議会と交流

議会行革委員会を視察してくださって…
  みんなで一致点で取り組む姿勢、学ぶ点大きかった…と

 
 今日は、長野県大町市の議会運営委員会が、鳥羽市議会の「行革委員会への提言」について視察に立ち寄ってくれました。昨日は、今話題の伊賀市議会の「議会基本条例」の視察をするとかで、「まだ、行革提言1で視察のレベルじゃないよ。断わってほしかった」「向こうの方が進んでるんじゃないの」…とみなでグチグチグチ。市民の声をうけて選挙後の勢いでやったものの、その続きがやれていないので忸怩たる思いというか、プレッシャーがかかります。
 

 さて、視察団一行が到着。竹内議長、中村副議長、村山行革委員長、そして副委員長の私の4名が応対し交流しました。大町市立山・黒部のアルペンルートのまち、人口3万1千人、世帯数は1万1千、議員定数は19名です。当局の行革については、会派ごとに対応し、議会がまとまって行革委員会を構成する機運はまだないのだそうです。視察団一向の関心は、なぜ、鳥羽市議会は一致してやろうとしたのか、やれたのかという点でした。


 ・昨春の選挙で夕張問題もあり、市財政への市民不安、監視役の議会への批判が多かったこと。・周辺自治体の合併のなか、自立の本市は財政健全化が急務となり、議会としても批判だけでは済まなくなったこと。・人口流出、産業の疲弊…みんなで打開するしかない切羽詰った現実にあること。・全議員による委員会構成も文書での提言も初チャレンジ。提言の中身もさることながら、そこに意義があったこと。・ケーブルテレビ議会中継なども実現させる力になったこと。・意見が分かれる点は両論併記、一致点でまとめる姿勢で臨んだこと。……
質問にそれぞれ答えました。
 

 最後に、大町市の委員長さんが、本市では議会一致での対応が難しい面もある。鳥羽市議会のみんなで取り組み姿勢は学ぶ点が大きかったとコメントしてくれました。少しでも役立つ点があって、ほっとしました。
 

 それにしても、今回の視察は、行革委員会の次のステップへ意欲を刺激され、こちらも得るものが大きかったと思います。個性も違うし、意見の差もあげたらきりがない。でも、それなりに認め合いながら、力をあわせて前へ進まなくては市民の期待に応えられない。市行革委員会の答申は、市長とともに議会のリーダーシップも求めているのです。伊賀市議会の「議会基本条例」への視察が2000人を越えたそうです。鳥羽市議会もがんばりたいものです。