全員協議会での報告

松尾工業団地の汚染土壌
 フッ素生活環境基準を超えるものを業者が撤去


松尾工業団地の土壌汚染問題ついてです。
市は投入された鉄鋼スラグの製造元と使用した地元業者に対し、汚染土壌の撤去を求めて協議を続けてきました。「裁判も辞さない強い態度で交渉に臨んだ」(市長)結果、汚染土壌のうち、フッ素の生活環境基準である0,8mg/リットル以上の土壌を撤去するとの回答を得たとの報告です。


勝手に鉄鋼スラグを使用した業者と開発公社の監督責任、公社の理事長である当時の市長の責任は重いですが、現時点では貴重な一歩といえるのではないでしょうか。
地元の皆さんの不安と怒りの声、また、昨年の全員協議会で私はじめ各議員が厳しい指摘をしたことも、交渉にあたる市当局を後押したと思います。(幸子だよりナンバー608,609)


本年度中に撤去を完了する予定です。
1、10〜11月…表土の捲り、汚染土壌の掘削、撤去、処理
2、11〜12月…土の埋め戻し及び整地
3、1〜2月…道路、側溝等の施設の復旧
撤去範囲面積は5,600㎡。撤去土砂は約2600㎥。
費用負担は、1は製造元業者。2は使用した地元業者。3は開発公社。
 

今後、引き続き検査、観測を行い、仮に生活環境基準値を上回ることがあった場合は、撤去を実施する旨の誓約書を業者と結びたいとしています。
これは、欠かせないことです。