暮らしホットラインの輪

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   冷え込みが続きますが、ここんとこ、私はうれしい電話が続いています。心あったかです。(めげてることも多いくせに、すぐ忘れてしまうバカな私です。でも忘れないと前に進めないし…)「幸子の暮らしホットライン」でお知り合いになった方からのお礼の電話でした。

  私は、自分の携帯番号を皆さんにお知らせし「ホットライン」(お困りごと、市政へのご意見)を開設中ですので、いつも電話の何割かは全く初対面の方からです。


  Bさんは旅館などで働きながら女手一人で息子さん育て上げました。息子さんも派遣労働者です。鳥羽市社会福祉協議会の法外援護資金(1件5万円以内・償還24ヶ月以内)を借りる申請中でした。「無事借りることができました、必ず返済しますから。もっとフルタイムで働ければ借りなくても済んだのですが…」と。

  
  Cさんは子持ちの看護学生さん。離婚を経験し、手に職をつけ自立しかないと一念発起し猛勉強中。「実習が終わり試験に突入します。今、勉強のことで頭がいっぱい。でも、節目なので一言お礼をと思って。それと、絶対卒業して自立するぞ!と決意をこめて」と。


  生活相談を通じて「勝ち組、負け組」(嫌なことばですね!)の二極化が、こんな田舎の鳥羽市でも急速に進んでいると実感します。怠け者だから負け組になったわけじゃないのです。小泉政治の仕組みが、庶民を弱者にしてしまったのです。一番の元凶が派遣やパートなど雇用形態の悪化です。働きたくても短時間しか働けない・働いても社会保険すらない・サービス残業……。


  でも、考えてみると地域社会には「負け組」なんてありませんよね。みんな、親しい隣人同士です。こんな時だからこそ、皆さんと心通わせ励ましあっていきたい思う師走です。

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