市役所の新しい変化?

正月明けに「あれ?これは市役所の新しい変化ではないのか」と感じるうれしい出来事がありました。「防犯灯」を巡ってのことです。
5日の青空議会報告直後に市民から「防犯灯」のご要望が寄せられました。聞けば、道路が暗く、車と自転車があわや接触事故という事態があったとのこと。幹線道路なので、建設課に街灯をと要望しましたが、橋梁以外に例がなく新設予算はなしとのこと。それではと、仕方なく防犯灯の管轄である市民課に。
しかし、防犯灯は、各町内会役員会にご苦労をいただき、住民要望をまとめて市に提出していただいているのが現状です。しかも、電気代は町内会持ちの上、数年前からは、新設や老朽化の取替えもカットされるようになっています。要望しても百%充足されないのです。議会でも、こんなささやかな市民サービスをカットしてどういう了見かと批判が起こりました。市民課は、犯罪多発の中で住民要望を実現したい町内会長さんと、財政削減の市方針の板ばさみです。これまで課は、議員に批判されても「市の方針ですので」と繰り返すのみでした。
しかし、野村隆一新市民課長と谷本課長補佐は私にこう答えたのです。「課内で議論し、直接、町内会役員さんの声を市長に聞いていただくのが一番いいということになりました。市民課は「防犯」も管轄していますし、これだけ物騒な社会です。町内会の要望は重いものと考えます。すでに、昨年暮れに、自治会連合役員さんにもはかり、防犯灯要望の陳情書を持って役員さんに市長に申し入れをしていただきました。後は市長の判断ですので。担当課としては市長に生の声を聞いていただくことが仕事だと思いまして」と。
 私は感心しました。大したものです。皆さん、簡単なようですが、これが、なかなか出来なかったことなのです。これならば市民意見の反映が確保できます。予算も自分ですべてチェックし、対話を重視する市長方針の影響なのでしょうか。うれしかったです。
 (※肝心の防犯灯の設置は,地元町内会役員会さん方にお伝えしている最中です)