ペット火葬場に改めて怒りが!

藤田緑の村に突然建設されたペット火葬場。土地所有者は伊勢市清掃株式会社、運営会社はメモリアル有限会社です。建設協定・建築基準法・環境条例等に違反して営業を開始しました。住民が指摘したのに行政はチェックできませんでした。焼却炉が据えられたのは、わずか、オープンの二日前、隣接住民には説明会どころか、挨拶すらありませんでした。いきなり、わずか数メートルの隣家で犬、猫の焼却が始まったのです。建設場所は、観光立市である鳥羽市の都市計画地域の風致地区、それも、観光リゾート地です。
付近住民も、藤田観光も、鳥羽市も、再三にわたって、撤去を求めているにもかかわらず、業者は応じないのです。木田市長は、住民の会の要望を受けて、「私にできることはやりましょう」とすぐ、ペット業者と協議に入っていただきました。しかし、期待した伊勢市清掃株式会社の回答は「土地を貸してるだけです」と不調に終わりました。私は、今回の市長の姿勢には感謝をしますが、業者の、こんな無責任な回答には憤りを感じます。普通の経営者であれば、ペット火葬場が嫌忌施設であることぐらいわかるはずです。鳥羽市の観光リゾート地をなんと心得ているのか!!
この1月2日には、藤田観光株式会社と住民の会がやむにやまれぬ思いで立てた「撤去を求める看板」が4本壊されるという事件が発生しました。(写真参照)すぐ、藤田観光鳥羽市警察に「物損事件」として被害届けを提出。警察は現場検証の上、毎日パトロールで巡回し、住民の会のメンバーに「もういいですよ。もう一度、立てたらいかがですか」と声をかけてくれたとか。いったい、こんなことをした犯人は誰なのか!捜査を求めていきたい。
それにしても、こんなに付近住民に反対されてるペット霊園で、人に愛された犬や猫が本当に安眠できるでしょうか?最近、私はここに眠る動物が可愛そうな気さえしてきます。きっと居心地悪いでしょうね。今後も癒しを求めてペットブームは続くでしょう。ペット火葬場が必要なことはいうまでもありません。しかし、それは、人の迷惑にならない場所、自治体の困らない場所に建設すべきです。動物もそれを願っているでしょう。問題は人の姿勢なのです!!
<お正月に壊された看板>

ところで、我が家で長年飼っていた雑種犬「フリフリ」(尻尾をちぎれるほど振るので命名)は、15年前から二見町の「太江寺」に眠っています。ご承知の方も多いかも知れませんが「太江寺」は二見シーサイドパラダイス前の、きれいな「藤の花」で有名なお寺さんです。「愛受院ペット葬儀三重」「愛受院斎場」を経営しています。先日、改めて見学したのですが、きちんと墓地と火葬場は分かれています。火葬場は人家のない山奥です。そこをお坊さんが往復してみえました。火葬炉が大、小あわせて2炉、人と同じように落ち着いた趣の待合所があります。太江寺さんのように周りに配慮し、地域に支持される、これこそ、まともな経営姿勢です!鳥羽市のペット業者がいかにひどいか、その差は歴然です!