自立の連帯感響きあう

 昨夜、福島県から帰りました。「小さくても輝く自治体フォーラム」は14日のNHKのニュースでも報道され、大きな反響を呼びました。会場の「ユーパル矢祭り」は960名の参加者で超満員!(これ以上は床が抜けるからと断った人もいたそうです)根本町長いわく「抑えきれないほど出てくる」矢祭町のボランティアは、なんと300人!千名分もの甘酒が振舞われ、酒、こんにゃく、しいたけ、いちご…町の特産物が所狭しと並びました。国の合併推進策の中、住民が自立を選択し、町民と職員が苦労をわかちあい、必死にまちづくり…その喜びと苦労を知る人たちの連帯感が響きあう二日間でした。眩しかった!翌日の視察地、鮫川村は心癒される素敵な村でした。「困っている村民がいれば村の端でも助けに走る」そんな、古き良き日本の村の原風景そのもの。村民は「皆で助け合う顔のみえる村」が良いと自立を選択、困難を乗り越え、現在、農業による地域産業振興に邁進中です。「住民にとって自治体って何なのか。そして鳥羽市では…」改めて考えさせられた三日間でした。シリーズでご報告します。

<14日>福島県知事のあいさつ

 佐藤栄佐久知事が、私たち三重県人からは「知事さん」とは思えないほどの迫力ある連帯の発言。「東京一極集中の経済効率の論理、強者の論理にこの国の行方を委ねてしまっていいのか。これは「日本病」だ。フランスなどでは人口1千人ほどのコミューン(町)が個性的な町を形成している。「日本病」克服は共生の論理」(5つの共生−自然、人、地域間、世代間、価値)に基づく新たなパラダイムを構築することにかかっている。この国の未来を決定づける歴史的な選択が迫られている。地方からこの国のあり方を問うていこう」。歴史によるものなのでしょうか、「福島県人」は反骨精神が旺盛です。