住民パワーの源って?

  「住民にとって自治体って何なのか?」議員として常に提起されるテーマです。言うならば、自分の仕事の中身です。皆さんはいかがお考えでしょうか。鳥羽市では、まだ、その市民的コンセンサスが得られていません。皆がバラバラで、その議論も沸き起こっていません。当局も、議会も、住民も、一つ一つの課題に向き合う時、その根底の共通認識がないのです。
 でも、「小さくても輝く自治体」をめざすまちは、違います。「わがまちに期待するもの」が基本的にみな同じなのです。それが、抑えきれないほどの熱い住民パワーを生み、成功しているのです。まちが一致団結して進むのですから、すごい。それを保障しているのが、情報公開です。町長は「隠しごとは何もない、すべてさらけ出して住民に考えてもらう」といいます。
 「当たり前じゃないの」って思われるかもしれませんが、今回、私が学んだのはこのことです。つまり、矢祭町と鳥羽市の差です。情報公開・市民議論・市民参画…行政がその大切さを知っているということです。「市民が自信のもてる鳥羽市に」するためにも、これは要の問題かなと感じました。
 さて、自治体の役割・公共性ですが、「市民参加のもとで、市民の暮らしを守り、営業(観光、商工業、農漁業…)を支えること」。行革とは「行政の質と内容を住民の求めるものに改善すること」と私は考えてます。