議会・審議会への説明責任を回避 環境課 信頼を欠く怠慢さ

議会・審議会への説明責任も果たさず 信頼を欠く怠慢さ!
●やっぱり、ごみ問題で環境課が説明責任を回避した姿勢に、私は腹が立ちます。
「市民への説明責任をどう果たしたのか」という議員の質問に対して、環境課は、本議会でも、文教民生常任委員会でも「廃棄物減量等推進審議会」で、説明し認めていただいたと答弁しています。「特に反響がなかった」「反対意見があれば違った」とも答えています。しかし、これでは、審議会委員の責任があまりにも重すぎるのでは、と私はお気の毒な気すらします。
委員は、こんな責任を問われるほど、市から、説明責任を果たしてもらったのでしょうか。


この審議会は「廃棄物の処理及び清掃に関する条例」の中で、「一般廃棄物の減量等に関する事項を審議するため」設置されています。市提出の資料によれば、平成16年は3月22日、平成17年は12月21日に開催しています。平成16年の審議会報告書を読むと、市が提案した5議題の一つに「ごみ有料化の推進」らしきものがあります。
しかし、注目に値するのは、その際、委員から「ごみに対する啓発が先。有料化はやむをえないと思うが説明会を徹底すること」という意見が出されていることです。皆さん、一度でも有料化の説明を受けた方がいらっしゃいますか?委員の指摘に、環境課は真摯に答えてこなかったのです!!!意見を求めながら指摘に実践で答えないのは、信頼を欠く態度ではないのか。


平成17年12月、有料化(案)を6議題の一つに載せます。しかし、この値上げ案は、今回の提案より低い額なのです。これもおかしい。5倍もの値上げに怒っている市民も多いのに、値上げ幅を議論していません。文教民生常任委員長の中村和徳議員はこの審議会に出席していたのですが、有料化という言葉は聞いたが、値上げ額まで知らなかったとのことでした。(中村和徳議員は値上げ幅が高すぎるという見解)要するに、この程度の説明だったということです。一年に一回の会議で会議時間は2時間、6つもの議題、説明時間も必要、どう考えても深い議論など無理というものではないのか。


●「議会への説明をなぜしなかったのか」という質問に、環境課は「思いつかなかった。議会に説明が必要という認識がなかった」と答弁しました。ハッ〜?庶民の暮らしがわかっているの?議員は市民代表なのですよ…。5倍もの公共料金値上げを議会に説明しないとは何事か!!!


●新年度から出前トークの試みも始まります。各課で、忍耐強く、意欲的な市民との協働がすすんでいます。私は、それに水をかけるような環境課の稚拙な手法が悔しくてなりません。
財政健全化計画」だからやるのだ、正しいのだ、という姿勢に問題はないのか。百歩譲って計画を認めたとしても、実施するときは、市民と議会への説明責任と合意を得る努力、それが課の仕事でしょう!