パールプラン 離島住民の安心を!

パールプラン 離島住民の安心を!
介護保険制度がスタートして6年目に入りました。
パールプラン21(鳥羽市高齢者保健福祉計画・介護保険計画)は
今年から3期目(18〜20年)を迎えます。
国の介護保険制度の「改正」を受けて
鳥羽市ではどのように高齢者を支えていくのか、
新しい計画の議会説明がありました。


改正のポイントは大きく3つ
・予防重視型システムへの転換
・施設給付の見直し
(すでに昨年10月から居住費・食費が本人負担になり
高齢者の重い負担となっています)
・地域での生活を重視したサービス体系の確立


私の率直な感想として、計画は
今、一つ、鳥羽市の目指すべき方向が明確になっていないのではないか…。
たとえば、一例ですが、本土と離島の差。
「離島には介護サービス提供事業者が少なく、施設利用の意向が高いため
施設利用率がやや高い。そのため、一人あたりの費用額が本土より高い」と分析しています。
2万円弱も高いのです。(本土14万4811円に対し16万3478円)
つまり、離島は在宅サービスが少ないため
いきなり施設入所とならざるをえないからなのです。
老健に離島の方も多く入所していらっしゃいます)
これを改善すれば
離島住民の安心はもちろん、費用額だって下げられる…。
ところが、課題としての位置づけが弱い。
説明でも、はっきりしない。


社協スタッフや各事業所の現場の声に
もっともっと耳を傾け
実態を正確に把握してほしい。
そして、どうすれば鳥羽の高齢者が
地域で安心して暮らせるのか、
行政として、知恵を絞り、考え抜いてほしい。
がんばってほしいと思います。