村長名の反対看板も!議会も反対決議!

美しい砂浜に突如ペット霊園出現、村長名の反対看板も!議会も反対決議!

7月21日付けの日経新聞は、
ペット霊園問題を取り上げていました。
設置について規制する法律がないため、
各地で火葬・霊園開業と周辺住民とのトラブルが増加し
自治体が条例で規制に乗り出している現状レポートです。


さて、注目したのが、沖縄本島東部にある中城町の条例です。
中城村では昨年秋、村民の憩いの場として親しまれてきた
美しい砂浜の目の前に突如出現した霊園に近隣住民が反発し、
村議会に条例の規制を働きかけた。…
4月施行の条例は、霊園を開業する場合には
隣接する自治会の同意と村長の許可を必要とし、
条例施行前にできたものについても適用可能とした。
このため、業者側は隣接自治会に同意を求めたが、自治会側は拒否。
村も『事業許可』の申請を却下したため、
霊園は開店休業状態だ」


えっ、「既存施設にも適用可能とした」
こんなに毅然とした自治体もあるものなのか〜
早速、中城村に電話を入れました。


霊園は、住宅まで100m近く、住宅地のすぐそば、海岸線近くに突如できた。
できあがるまで、誰もわからなかった。(鳥羽の業者とやり方は全く同じですね!!)
霊園のみで焼却炉はない。(鳥羽はもっとひどい、焼却炉もあります!)


条例施行後どうなっているか。
業者が条例にもとづいて5月末書類を提出した。
しかし、村は自治会の同意がないので、当然、「不許可通知」を出した。
60日以内に業者は異議申し立てをすることができる。
しかし、村は認めない。
「撤去勧告」をすることになる。
業者は多分応じないだろう。
応じなくても法的にはなんともできない。


「では、今後、どうするのですか?」と聞くと
担当課長はしたたかで、気合充分でした。
・周辺住民と自治会が、霊園まわりにいっぱい反対の看板を立てた。
中城村長も反対の意思表明のため、看板を立てた。
(どんな文言なのかもうすぐファックスが届く予定です)
だから、客が気味悪がるし、ペットがやすらぎを得られないと
まだ、一区画しか売れていない。
儲からなければ終わり。
だから、廃業、職種変更させるいく。
知恵を出せば、必ずできると考えている。
ともかく、認めるわけにはいかない。


議会はどうしたでしょうか。
議長は業者に直接会い、撤去を求めた。
しかし、業者は「金をかけたから無理」と応じず。
そこで、議会は、全会一致で反対決議をし、業者に送りつけた。
「既存施設にも適用可能」とする条例の文言は
地元議員のたっての願いで入れた。
住民、村長、行政、議会
一致して怒っていました。
営業モラルというものがあるはず。
このままにはできないと。


あぁ、話を聞いてて、改めて悔しさが〜!
業者は、「緑の村」覚書に違反して、いまだに営業を続けているのです。
隣の住宅から、わずか10mしか離れていない所で
あいさつすらなく、突然、犬、猫の死体焼却が始まったのです。
皆さんのお宅でそんなことが起こったらどうします?
「常識」というものがないのでしょうか!