村長名の反対看板も!議会も反対決議!
美しい砂浜に突如ペット霊園出現、村長名の反対看板も!議会も反対決議!
◆7月21日付けの日経新聞は、
ペット霊園問題を取り上げていました。
設置について規制する法律がないため、
各地で火葬・霊園開業と周辺住民とのトラブルが増加し
自治体が条例で規制に乗り出している現状レポートです。
◆さて、注目したのが、沖縄本島東部にある中城町の条例です。
「中城村では昨年秋、村民の憩いの場として親しまれてきた
美しい砂浜の目の前に突如出現した霊園に近隣住民が反発し、
村議会に条例の規制を働きかけた。…
4月施行の条例は、霊園を開業する場合には
隣接する自治会の同意と村長の許可を必要とし、
条例施行前にできたものについても適用可能とした。
このため、業者側は隣接自治会に同意を求めたが、自治会側は拒否。
村も『事業許可』の申請を却下したため、
霊園は開店休業状態だ」
◆えっ、「既存施設にも適用可能とした」
こんなに毅然とした自治体もあるものなのか〜
早速、中城村に電話を入れました。
◆霊園は、住宅まで100m近く、住宅地のすぐそば、海岸線近くに突如できた。
できあがるまで、誰もわからなかった。(鳥羽の業者とやり方は全く同じですね!!)
霊園のみで焼却炉はない。(鳥羽はもっとひどい、焼却炉もあります!)
◆条例施行後どうなっているか。
業者が条例にもとづいて5月末書類を提出した。
しかし、村は自治会の同意がないので、当然、「不許可通知」を出した。
60日以内に業者は異議申し立てをすることができる。
しかし、村は認めない。
「撤去勧告」をすることになる。
業者は多分応じないだろう。
応じなくても法的にはなんともできない。
◆「では、今後、どうするのですか?」と聞くと
担当課長はしたたかで、気合充分でした。
・周辺住民と自治会が、霊園まわりにいっぱい反対の看板を立てた。
中城村長も反対の意思表明のため、看板を立てた。
(どんな文言なのかもうすぐファックスが届く予定です)
だから、客が気味悪がるし、ペットがやすらぎを得られないと
まだ、一区画しか売れていない。
儲からなければ終わり。
だから、廃業、職種変更させるいく。
知恵を出せば、必ずできると考えている。
ともかく、認めるわけにはいかない。
◆議会はどうしたでしょうか。
議長は業者に直接会い、撤去を求めた。
しかし、業者は「金をかけたから無理」と応じず。
そこで、議会は、全会一致で反対決議をし、業者に送りつけた。
「既存施設にも適用可能」とする条例の文言は
地元議員のたっての願いで入れた。
住民、村長、行政、議会
一致して怒っていました。
営業モラルというものがあるはず。
このままにはできないと。
◆あぁ、話を聞いてて、改めて悔しさが〜!
業者は、「緑の村」覚書に違反して、いまだに営業を続けているのです。
隣の住宅から、わずか10mしか離れていない所で
あいさつすらなく、突然、犬、猫の死体焼却が始まったのです。
皆さんのお宅でそんなことが起こったらどうします?
「常識」というものがないのでしょうか!