「財政健全化・集中改革プラン」で熱い議論

「金がないから学校建設できない」といわなくて済む「健全化計画」に
 今日は久々の休みで、ゆったりした時を過ごしています。
ところで、過日の総務常任委員会では、「熱い議論」なってしまいました(初秋だというのに…)。財政健全化・集中改革プランについてです。このテーマになると、市当局に対して、私は怒りが抑えられない。しっかり舵取りしてほしいとの思いでいっぱいになる。もちろん、市長の決断ではありますが、事務方である、財政、総務、行革、企画部門がしっかりしてほしい。第4次総の前期計画の積み残し事業がどれほどあるのか、市長に事実にもとづいた判断資料を示してほしい。
 鳥羽市の社会基盤整備は、他市に比較して著しく遅れています。鳥羽小、弘道小、答志小の体育館(体育館のない学校なんて…)、老朽化がひどい桃取保育所(避難所となっている)は言うに及ばず、消防署や公民館の維持補修、道路改修など、情けないぐらい遅れています。「お金がないので学校は建設できません」いつまでこんなことを言ってるつもりなのか…。言わなくて済む財政健全化計画にしなくては。

 
 今後、投資的な経費に多くの予算がかかるのです。それは、総額いくらで、何ヵ年で実施し、毎年の予算規模は、どう見込むのか。市民の最低限の教育・生活環境整備に答えるためには、義務的経費を、どれほどに抑えればいいのか。義務的経費の中でも、鳥羽市の扶助費は類似団体の半分です。これ以上市民サービスは削れない。市自らが財政難の原因とした人件費比率を抑えるしかありません。団塊の世代が退職するなかで、将来の職員数を決めていくことができる時です。人口減少と、高齢化、新たな企業誘致等による固定資産税の増加も見込めず、税収入は漸減しています。退職基金はゼロ、財政調整基金もわずか1億6千万円しかない。ところが、5年間で57名を採用するという。「笑顔と感動に出会うまち、鳥羽」(第4次総合計画)にできるのでしょうか?(あっ、また熱くなってきた…)