新規採用職員は11名に『おめでとう』〜

「市役所の仕事は、競争社会で社会的弱者が幸せに暮らせるようにすること、
  仲間と協力して住民のために働くのです」 
 
 今年度の鳥羽市の新規採用職員は11名。爽やかな顔写真入りで「広報とば」紙上で市民に紹介されました。みんなやる気いっぱいの表情で、我が鳥羽の未来も明るい気持ちがして思わず頬が緩みました。
 ガッツのある子かな、みんなに優しい子かな…一人ひとりの写真を見てると、「住民と自治」5月号の美山育造さん(西宮市職労書記長)の記事が思い浮かびました。美山さん自身の昨年ある大都市の新入職員歓迎会での講演の切り出し部分です。
 
 「皆さん、就職おめでとうございます。…物凄い競争を突破して市職員になられました。その意味では間違いなく勝ち組でしょう。しかし、私が『おめでとう』と申し上げたのは競争社会を見事に勝ち抜かれたからではありません。市役所の仕事は、ひとことで言うとその競争社会で社会的弱者が幸せに暮らせるようにすることです。…皆さんはこれからは今までのように他人と競争するのではなく、なかまと協力して住民のために働くのです。その意味で、今年の4月1日をもって、皆さんの人生の質は180度変わりました。その変わったことに心から『おめでとう』なのです」。
   いいお話しでしょ…。