議会マリンタウン特別委員会

 民間まる投げでいいのか。
莫大な費用にみあう市の基本方向を示す責任がある。 議会も議論しあおう〜 

議会マリンタウン特別委員会が開かれた。
市長と、とばみなとまちづくり検討委員会座長の内藤先生も参加された。。市長と内藤先生、コンサル、そして議会、事実を確認しあい、率直な議論ができたので有意義だった。まだまだ聞きたいことはあったけど。


私は二点発言した。
マリンタウン事業地域は、離島住民の暮らしを支える港であり、その利便性が第一であること。
埋め立てでできる緑地公園の中にターミナルビルが建設される。でも、離島住民にとっては、現在の佐田浜桟橋よりも、駐車場や鳥羽駅への動線が伸びて不便になるのだ。
それで、どの離島でも、特に女性から、「絶対、今より不便になるのは困る。なんのためのマリンタウンなのか。どうしてもやるのならシャトルバスを走らせるべき。遠くなる分、駐車場も近くにしてほしい。離島に暮らすものの身になってほしい。マリンタウンより橋を架けてほしい」…切々と訴えられる。当然のことだと思う。
 こんなに離島住民を困らす事業に巨費をつぎ込んでなんと愚かなことか、私は怒りでいっぱいになる。だから、私は反対したのに。でも、今となっては、工事が完成したので、せいいっぱい活用策を考えるしかないのだ。

「現在の港湾センターに新ターミナルビルを建設できないのか。桟橋も今のところではだめなのか」…
「それでは、(莫大な公費を投入した)この事業の意味がなくなる。それはできない」−と市長。
「では、最大限の不便緩和策が必要だ。駐車場、シャトルバス等々」…
「不便になることは大きな問題と考えており、シャトルバスの運行やシェルターの建設などを検討している」と。
つまり、当初計画ですでにわかっていた問題点が、今、いよいよ現実になったのだ。


もう一点は、この第一期工事の計画に、市はどこまでの期待をしているのか。どんな、まちにするのか、市も議会も自らの頭で考えなくていけない。市民議論も必要だ。話を聞いてると、まったくコンサル頼み。進出企業を探し当てて民間開発というけど、民間まる投げでいいのか。(現在、なし) 莫大な費用をかけた。それにみあう市の基本的な方針を示す責任がある。議会も同じだと思う。みんなで議論しなくちゃ。


今夜はこの辺で。続きはまた書きます。明日は視察です。これからもマリンタウンに関する情報をお知らせしていきます。