やっと、市がマリンタウン説明会を離島で開催

離島住民の生活の足、定期船乗降の利便性確保が一番! ! 
 26日、市がマリンタウン事業の説明会を桃取で開きました(今後各離島で開催)。
佐田浜桟橋が埋立地に移動されるため、離島住民の交通アクセスが悪くなります。「120億も公金投入して、わたしらの利便性が悪くなるってどういうこと?!」 私のところにも、怒りの声が届き、初選出された「議会マリンタウン特別委員会」で、なぜ、桟橋を移動する必要があるのか、大問題にしました。


委員長はじめ、多くが同意見で、「こんな現状では、議会としてマリンターミナルの建設に同意できない。まず、離島住民に説明し、声を聞くべし」ということになりました。それを受けて、市が、説明会を開いたのです。


なんと、離島説明会の開催は、平成9年以来のことだそうです。信じられないワ〜です。


私は、この事業には反対の立場でした。しかし、当局が推進するというのなら、なぜ、もっと、住民の声を聞き、離島住民への配慮をしなかったのか、そう思わずにはおれません。
議会もそうです。特別委員会は、もっと、早くに、節目節目で、住民説明会の開催を当局に要求すべきではなかったのでしょうか。2元代表制の一方の軸として、議会単独で離島に渡り、住民の意見を聞く、それぐらいの結束力、機動力が議会には必要でしょう…。


ところで、今回、やっと、マリンタウンの事業者である県も説明会に出席しました。私は、ずっと、県の対応を批判、問題にしてきました。推進者として、遅きに失しましたが、今後の展開のなかで、離島県民の暮らし向上に役立つマリンタウン事業であることを証明してほしい!!そう思っています。


さて、今日は、工事中の現場を視察しました。
定期船桟橋のシェルターが完成。この背後にマリンターミナルが建設予定。
説明会でも、この「小型船だまり」が地理的に風が強い位置にあることへの不安が出されたとのこと。
風をよける建築物がないため、吹きっさらし。雨の日の時化もひどいでしょうね。


下の写真の右側が定期船桟橋。その前のシェルターの高さに驚きました。なんと、4メートルもある。
幅も狭い。これでは風よけ、雨よけにはなりません。

埋め立地の奥が、緑地公園です。完成間近で、今年中にも供用開始。
イベント広場や釣り、散策などの場になりそうです。
でも、鳥羽の魅力は、駅中心部から海岸線が近いことでしたが、反対に遠くなりました。活用のためには工夫が必要ですね。