「子育て支援」が問われています

今年の夏休み、学童保育を利用できない子たちが10人もいる!!!
        なんとか打開策を!

安楽島小の学童保育「たんぽぽ」。
劣悪そのものの環境を乗り越えて、今日も、子どもたちと指導員さんたちが元気いっぱい過ごしています。
働く父母の拠り所です。


ところが、なんと、今年の夏休みは学童保育希望者が10人も利用できない事態だというではありませんか。
驚きました。悔しい…。
施設が狭い上、遊び場がほとんどなく、35人の定員以上は、子どもたちの安全確保ができないため、
運営委員会は苦渋の選択をせざるを得なかったのです。


観光のまち鳥羽市ではホテル関係でパートで働くお母さんたちも多い。
平常は朝から午後2〜3時勤務で、なんとかやりくりできても、
夏休み、朝から子どもたちを一人留守番させておくのは本当に不安なことです。
実際、仕事を辞めざるをえない人も出るのでは…との声も耳にします。


父母や指導員さん、地域の皆さんが困ったとき、打開策を示すのが、健康福祉課と教委の役割ではないのでしょうか。
担当課と教委は、今の施設では無理なので、安楽島小学校の北校舎の利用等を検討したが、結局いくつかの問題点をクリアーできなかった、理解が得られなかったと説明。担当課は悔しさを滲ませています。
しかし、大事なのは結果です。努力しても、10人もの待機学童を出してるようでは…。
市自ら策定した「次世代育成計画」や「とばっこプラン」「男女共同参画計画」との整合性が問われます。


担当課も子育て支援室も、このままでいいとは思っていない、困っている児童への手立てを検討したいとしています。本来、こういう事態を想定して手を打つべきだったのに、見通しが甘かったのも事実。責任があります。
さらに、知恵を絞り、早急に結果を出してほしい。子どもたちのために。



「たんぽぽ」 猫の額ほどのコンクリ地面が子どもたちの遊び場
写真手前は駐車場 ネットで仕切った向こう側が遊び場
劣悪な環境に地域からも「なんとかしてあげて!」との声が相次ぐ
安楽島小への移転を、市長、議長に陳情しているのに〜扉が開かない!

<一昨年夏休み風景>