『退去の案内』通知が〜!

安楽島雇用促進住宅居住者から不安の声相次ぐ

 「『退去の案内』通知が届きました。一人暮らしで市営にも入れないし、どうすればいいのか。心配です」
私の事務所のすぐそば、安楽島雇用促進住宅居住者から不安の声が相次いでいます。


 雇用促進住宅は平成33年までに、譲渡・廃止が決定、さらに、昨年、閣議決定された「独立行政法人整理合理化計画」では、前倒し廃止決定がされました。県下25箇所の団地のうち、今年4月までに14団地が廃止決定。鳥羽の安楽島も、その一つなのです。
平成24年3月までに退去を迫られることになります。しかも、平成15年以降の入居者は定期借家契約のため、今年12月の契約満了者から再契約は中止の事態となっているのです。
ご心配はごもっともなこと。国の「行革」は、庶民いじめだ、逆さまだ、と怒りがわいてくる。


 つまりは、「雇用・能力開発機構」は、各自治体への売却を進める。自治体はメンテのかかる老朽住宅などありがたくもないけど、そこに暮らす住民(鳥羽では2棟80戸も)の身を思えば、住民サイドの検討をせざるをえない。
けなげに生きる庶民を困らせ、財政難の自治体をも苦しめる。身軽になるのは国だけ。まったく、自公内閣も情けないじゃありませんか。


国が手を引くのですから「メンテ費用付きで譲渡させていただきます」。
これが常識というものでは。


焼飯坂の紫陽花、癒されますね…