横領事件  議会のけじめのつけ方

2名は課長のポケットマネー。1名はわからないまま。
あと1名、現監査委員は東京タワー入場券まで! アンマリでしょ〜
ダム対策委員会の予算、市のダム対策費との認識だった!!?


建設課による接待は、県職員、市職員だけではありません。
議員4名が含まれていました。
当局をチェックすべき議会が関係したのですから事は重大です。
前回の全協でも、
「議会がこんなでは示しがつかない。議員は全額を返還すべきだ。責任をとるべきだ」と
議会からも声があがった。


それで、議長・副議長がどう動くのか。この問題でどうリーダーシップを発揮するのか。
注目していました。議会基本条例の勉強会の直後でしたからなおさらです。
ところが、27日の臨時議会にも何も提起なし。どうみてもこの日がタイムリミットでしょう。


それで、この朝、私はやむをえず、議長・副議長に議会の対応を協議するよう申し入れました。
ともかく、市民に対して議会の見解を明らかにする必要がある。
当局待ちではなく、議会が率先して市民に報告すべきだと。
この時点で、4名のうち現議長と前議長は接待全額を返還のため、
事務局長にすでに預けたという話を聞きました。


さて、全協の場。
当局は、接待を受けた側について調査をしなかった。しかし、議会はそれではだめ。
誰が、いつ、いくらの接待を受けたのか。そのとき、自分はどう認識していたのか。
どう反省し今後にいかすのか。
4名が自ら明らかにし、議会が共通認識し、見解を市民公表すべきだと提起しました。
そうだ、そうだ、当然や、ということになった。


■現議長=コーヒー代金360円
・平成20年11月27日・県へのダム要望時 
参加者は議長、局長、局員、課長、課長補佐の5名。
待機時に庁内喫茶店へ。代金を払おうとしたら、課長がすでに払ってありますと答えた。
認識―(当時の)課長の奢りだと思った。


■前議長=食事・コーヒー代金1925円
・平成19年2月3日・道路一般財源化反対の津での決起集会
参加者は議長、建設課職員10名。
代金を払おうとしたら、課長がすでに払ってありますと答えた。
認識―(当時の)課長の奢りだと思った。


■加茂5町選出の議員=東京タワー入場券、食事、飲み物代金、帰りの土産代10399円。
・平成19年10月23日・国へのダム陳情時(日帰り)
参加者は市長、建設課職員1名、議員1名、ダム対策委員会3名、町4名の計10名。
認識―ダム対策委員会の予算、市のダム対策費だと思った。


・平成20年6月26日・県へのダム要望時
参加者は議員2名、建設課4名、ダム対策委員会5名、町4名の系15名。
認識―ダム対策委員会の予算、市のダム対策費だと思った。


■加茂5町選出の議員=食事代1785円
・平成20年6月26日・県へのダム要望時
参加者は議員2名、建設課4名、ダム対策委員会5名、町4名の系15名。
代金を払おうとしたら、課長がすでに払ってありますと答えた。
認識―よくわからなかった。


◆◆2名は課長のポケットマネー。1名はわからないまま。
あと1名はダム対策委員会の予算、市のダム対策費との認識だった。
まぁ、当時の課長はポケットマネーとして使っていた…改めてわかりました。グチャグチャ…。


◆◇◆◇◆さて、問題はこの中の1名が、議会選出の現監査委員だったことです。額も一番多い。
他の3名とは質の異る問題が含まれています。
接待当時も同職で、市のダム対策費の削減が議会決算委員会でも指摘されていたというのに。
注意を払うべき監査委員がこんなとは。
違和感のない日常的感覚ということなのでしょうか。


※朝、議長の話では、前現議長以外の2名は接待金返還を協議中ということでしたが
この全協で(夕刻)今日付けで返還したと表明。これも遅いでしょ。率先してやるものです。


(この問題で市民の皆さんから議会についても厳しい指摘をいただきました。
4名についての経過を一議員の情報公開として報告させてただきます)