野呂知事と志摩建設事務所に抗議メール

有害物質排出土砂の町外撤去を求める堅神町民への説明責任を果たさないまま、昨年仕事納めの28日土壇場に、県がトンネル工事の発注の広告!!


今日から官庁は仕事初めです。
松の内も明けないので新春らしい話題をとは思うのですが、どうも現実はきびしくて…。
昨年末の仕事納めの28日、県が第二号トンネル工事の発注の広告を行った件です。
(新聞報道によれば、二工区にわけて広告され予定価格は堅神工区が約58億円、河内工区が約47億円)
苦々しい思いです。


問われたのは公共事業における県の説明責任と地元住民の意思の尊重でした。
同じ行政でも市町では、行政職員は直接市民の顔がみえ、住民からの意見や苦情、評価がダイレクトに寄せられます。職員は肌身で住民の思いを実感。これが地方自治の民主主義を担保します。鳥羽でも住民の意思反映がかつてなく進んでいます。
そんな時代の流れからすると、県の姿勢は驚愕するレベルのものでした。
志摩建設事務所の鳥羽地域プロジェクト推進室は、県民の顔が見えない部署なんだ…。
公共事業の推進しか視野にない。決まった事業だから県民が従うのは当たり前だ…。


仕事初めの今朝、野呂知事と志摩建設事務所に抗議メールを打ちました。


三重県知事 野呂昭彦様 

「第二伊勢道路2号トンネル工事による有害物質を含む建設排出土砂の堅神町内処理について、三重県は地元堅神町民への説明責任を果たさないまま、昨年暮れ28日土壇場に工事の発注の広告を行いました。この行為に対し深い憤りを覚えるものです。


県が必要とする公共事業であっても、それにより地元住民にリスクが及ぶ場合は、事前から十分な説明を実施すべきです。しかし、県は公共事業実施には地元住民の同意は不要だと主張し、工事直前にしか説明会を開催しませんでした。こうした住民軽視の県の手法は時代錯誤であり、安心安全の生活環境の推進をうたう県の政策にも反しています。地元市会議員として到底認められません」



<ぜめてお花だけでも新春らしく…>