市行革委員会を傍聴

財政削減ばかりだと暗くなる 
鳥羽市の夢、まちづくりの目標、魂のようなものは何ですか


先週、市行革委員会を傍聴しました。
「財政削減ばかりだと暗くなる。鳥羽市の夢、まちづくりの目標、魂のようなものは何ですか。
目標が前提としてなければ町の元気に結びつかないのでは―」
会長の児玉先生の発言です。本音の指摘は小気味良かったです。


実は、前回の議会行革委員会も全く同じことを指摘しました。
削減のものさしをどこに置くのか。ともかく削減できるところはなんでもというのではなく、鳥羽市が活性化する行革でなくてはならないと。
残念ながら、では、そのものさしとはなんぞや、議会はどう考えるかまでは進まなかったのですが…。


さて、話をもどすと、市当局の答えは「目標は総合計画策定委員会で決めます。行革委員会の目的は違いますので」。(それはおかしいでしょ…)
委員からも「別にできるものではないですよ」と意見が続き、
最後に当局が「では、目標を委員会の皆さんで決めてください」


先生「今からわずか10分で決めるのですか。そんなものじゃない。普通、目標は市長、副市長のトップで決めるようなものです」「たとえば、各地域に町起こし予算としてバンと1億円を捻出するとか時代の市民ニーズの答えるメリハリです」


委員から行革の柱の一つである「市民との協働」を目標とみていいのではーという意見もありました。
ただ、「市民との協働」といっても、よほどがんばらないと絵に描いた餅。行革室は大真面目で考えてはいるのですが、質的に市民の発想とはやっぱり違うのです。
今回、私が質疑した情報公開問題もそうです。
それで、実際には市財政当局の主眼である「効率的な行政経営」で市民負担増が進む結果になりかねないのです。


だからこそ、市民代表の入ったこういう委員会の活発・本音の議論は大切だなぁと実感した傍聴でした。