「鳥羽伊良湖航路」問題で中野予定候補来庁

「鳥羽伊良湖航路」存続問題で
 中野たけし選挙区予定候補が直接聞きました 
 佐々木憲昭代議士と政府交渉へ


 先月の28日、鳥羽伊良湖航路存続問題で共産党の中野たけし選挙区予定候補が来庁し、廃止による影響について市企画財政課から直接説明を受けました。
中野予定候補は県下の各自治体、団体との懇談で出された要望について、佐々木憲昭衆議院議員とともに政府交渉を予定しており、この問題についても国の支援を求めるためです。鳥羽市の切実な問題で、わたしたち共産党も少しでもお役に立ちたい、その思いからです。


  ちょうど、わたしたちの聞き取りの前に、船員組合との懇談も行われており、雇用確保への努力が続けられていました。また、自治会の総会も開催中で、署名運動などの動きが進行中で、市の説明を求められているということで、担当課は対応に追われていました。関連報道記事には全部目を通してきました、という中野予定候補でしたが、説明を聞き、影響の深刻さに改めて驚いた様子で質問を重ねていました。


 これまでの観光と雇用の問題に加え、今回はフェリー廃止によって活鮮魚の出荷に大きな影響が出ることに驚きました。市担当課の調査による三重漁連、鳥羽活魚流通センター、民間運送会社等への影響は――。

 ■関東方面への活鮮魚の出荷は16時半、17時半のフェリーを利用している。廃止により陸周りの運搬となると交通渋滞により、出荷先への到着時間に間に合わず返品扱いになることがある。また、全体買い付けした活鮮魚等が関東方面への出荷が全体の何割しかになってしまうと浜での魚価にも影響が出ると予測される。(関東方面は魚価高の取引傾向)
 ■フェリーで東京築地まで、伊勢志摩の魚界類をなんでも、市場のない日を除き毎日運んでいる。帰りは焼津で荷物を積み往復する。フェリーのメリットは到着時間が読めること。廃止になれば、渋滞を想定して早くでなければならない。四日市ー亀山は毎日渋滞、岡崎で渋滞、東京で渋滞にあうこともある。なんとか存続を。
 ■フェリーで運ぶ荷は金額的には一車数百万円、1千万円のときもある。廃止になれば大変なことであり、今後の方策が打ち出せていない。陸路だと早く出荷しなければならず漁業者の水揚げ時間にも影響する。なんとか存続できる方向を考えてほしい。