基本条例案ができました−1

議会の責任は重いです!来年4月施行予定〜
市民の皆さんのための条例です。「議会自ら作った条例なのに現実はそうなっていないではないか!」…市民の皆さんの叱咤激励を−


19日の議会基本条例制定委員会で条例案が大筋でまとまりました。皆さん、これは画期的なことです。「議会の姿が見えない」と市民から批判が絶えない従来の議会の質を変えるものです。29日から市内36会場で、条例について報告し市民の皆さんの意見を聴取するとともに、11月にパブリックコメントを実施します(市議会だより11月1日号をご覧ください)。条例案は市議会ホームページほか、図書館、各連絡所などで閲覧していただけます。市民の意見を踏まえ最終調整し、12月議会に提出し来年4月の施行です。県内では県議会、伊賀市亀山市に続いて四例目となる予定です。


 先進地の北海道栗山町や京都府京丹後市の条例をお手本につくったので基本的によいものができたと思います。私も大いに発言しました。しかし、その真髄を、私も含めて16名の議員がどこまで理解できているか、不安な面もあります。条例自体に非常に深いものがあるのです。


 しかし、船出しました。具体化の努力が始まります。「仏作って魂入れず」「絵に書いた餅」になっては情けない。議会の責任は当然のことですが、「議会が自ら作った条例はこう謳ってるのに、現実はそうなっていないではないか!議会の見解は!」…こんな市民の皆さんの叱咤激励を大いに歓迎し、頼りにさせていただきたいと思うものです。議会の役割を決める条例ですが、それは、市民の皆さんに役立つ議会が目的なのですから。


◆◆画期的な条例案ですが問題点が。案には会派制度が残った!!意気込みが問われている!


画期的な条例案ですが問題点があります。案には会派制度が残ったのです。議論を重ね論点がが明確なのに結論先延ばしです。11月2日の全協で再度検討ということですが。
まだ、会派制度が必要だと思っている会派、議員もいるのでしょうか? 私はこの16年、その弊害を目の当たりにしてきました
 わずか16名の議会です。全議員が会派に縛られずフリーに議論し政策の論点を明らかにする、これこそ条例の中身ではありませんか。改革の意気込み、議会の決断力が問われるというものです。また、お知らせします。


鳥羽市議会基本条例案」ポイント
・議会の役割は市政のチェックと政策立案。
・市政の論点・争点を発見し市民に公開。
・請願・陳情は市民の政策提案と位置づける。
・議会報告会と意見交換会で市内各地へ出向く。