国保税の値上げ案を可決

反対したのは村山、尾崎、戸上の3議員だけでした…!
市政チェックもできない議会の存在意義とは!! 


2月14日の臨時議会で来年度からの国保税の値上げが議会の賛成多数で決まりました。市長の撤回からわずか3週間で国保運協に諮問されたこの値上げ議案が通るなんて、議会常識からして考えられないことでしたが、なんと、反対したのは村山俊幸、尾崎幹、私戸上の3議員だけでした。


 他市では当たり前、地方交付税で措置されている一般会計からの法定内繰り入れ金カットについて、チェックさえできない議会の存在意義とは―!!
 最近、地域に出向き議会報告会などを実施してきた議会ですが、今回の問題は、鳥羽市議会のあり方について大きな問題提起をされたと私は考えます。


 今、議会批判はどこでも手厳しいものがあります。地域要望を市政に反映させることは大切なことですが、でもそれだけが議会の仕事なのか。それなら、予算編成権をもつ市当局が、きちんと地元要望を吸い上げる仕組みをつくればいいのです。


市全体の進むべき方向、市民全体の利益を拡大するために、議員は報酬を得て生活を保障され、視察研修によって学ぶ機会を与えられているのです。自治会連合会から議員削減要求が提出される他市のニュースを目にしますが、やはり、それは、自治会とは異なる議員本来の役割が有権者に認知されていないからではないでしょうか。 


市議選を前に、「市民が議会に期待するものは」「議会の役割とはなにか」…おおいに市民議論を巻き起こしていきたいと思います。