巨大地震でカキ養殖に甚大被害

カキ筏の消えた生浦湾に立ちつくす漁師さん
  「種ガキの筏がやられた。産地の宮城仙台も壊滅。
    来年からどうなるか予測もつかん」と


信じられない巨大地震。テレビで見る惨状に胸を締め付けられます。


 3月12日早朝の生浦湾。戸上市政部長と安楽島、浦村、今浦などの被害状況を巡視しました。呆然と立ち尽くす漁師さんたち。かける言葉もありません。規則正しく並んでいるはずの生浦湾のカキ筏の姿は影も形もありません。涙が出てきました。


 「これでもか、これでもかとこんな被害が起きる…」「種ガキの筏がやられた。来年はできんということや。よそで買おうにも産地の宮城や仙台が全滅や」「9時から全員で知恵を出すために臨時総会が開かれる」「国の支援がなければ、個人の力で再開することは不可能に近い」「津波がザワザワと寄せては引き、ひいては寄せ、そのたびに筏や船が流され、ぶつかりあい転覆した。警戒警報で沖に探しにもいけやん」漁師さんが口々に…。


カキ養殖は鳥羽の柱ともいえる産業です。これからどうすればいいのか。議会も責任重大です。