「環境が危ないよ!」住民はありがたい存在

 フェルシロト問題には愕然とします。県と石原産業の癒着は異常としかいいようがないですね。三重県の環境行政の根幹が問われています。

 
 きっと、三重県が「環境先進県」だと思い込んでいた方はびっくりされたことでしょう。
でも、実は、私は、「だから言ってるでしょ!」と言いたいぐらいなのです。もちろん、ここまでひどいとは思いませんでしたが。

 
 なぜかといいますと、菅島採石問題やペット霊園などなど、鳥羽市民が困っている問題に対して、県の環境行政は、あまりにも冷たく「官僚的」だと痛感してきたからです。


 そもそも、皆さん、環境行政というのは、平たく言ってしまえば、「県民といっしょになって県民の生活・自然環境を向上させていく」ということではないでしょうか。
そのためには、まず住民の声にしっかり耳を傾けなければならないはずです。現場の住民は、一番、環境の侵害に敏感なのです。行政からすれば、「県の環境が危ないよ!」と警告を発してくれる、ありがたい存在なのです。今回のフェルシロトもそうでしたよね。
 

 しかし、実際は、「法律や条令に違反していなければ県は関知しない」という姿勢です(そのチェック自体甘いのですが)。
こんなことで、県民の環境を守り発展させることができるのでしょうか。
住民と行政は「まちづくりの協働のパートナー」ではなかったのでしょうか??


 根本から、これまでの環境行政を検証し、是正してほしい、その魂を入れてほしいと切望せずにはおれません。