費用弁償 本当はなくていいいもの

 14日、開かれた議会全員協議会。議会の問題としては二つがテーマでした。
その一つが費用弁償の見直し。「費用弁償」って?
本会議などに出向くときの費用を保障するもので、鳥羽市議会は一日2千円と決めていました。


 今回、2千円は高すぎるので実態に見合った額に改めます。これは、以前からの懸案事項で、改正は当然のことです。遅すぎるぐらいです。今後は、車輌は1㌔当たり25円、定期船など公共交通機関は実費が支払われます。


 ところで、県下の市議会はどうでしょう。突出して高いのが四日市市の1日5200円!余計なお世話かもしれませんが、市民世論の支持は得られているのかしら?私が四日市市民だったら絶対ブーイングです。さて、そうかと思うと、費用弁償そのものがない市もあります。伊勢市松阪市伊賀市いなべ市など4市。


 かつて、議員は報酬の必要のない特権階級のみでしたが、やがて労働者も選挙権も得るようになります。費用弁償は、その過渡期、報酬が支給されない頃に交通費を保障した、その名残なのだそうです。
 
 そういう意味からすれば、本当はなくていいもの、これが私の結論です。