考えたい まちづくりの中の保育所って 

 ここんところ、保育所統廃合問題について「考える人」です。
今浦、石鏡、鳥羽、小浜に続いて松尾保育所が数年後に廃止の方向です。
お尋ねとともに、廃止しないでの声も寄せられています。

 
 市はきれいごとを言いますが、その本音は財政削減策です。

 
 しかし、先生方も「子ども数が少いので、もっと大勢の友達と遊ばせたい」という考えです。子ども数は現在21名。「先生がそう言われるのならそうかもしれない」というお母さんもいます。一方、歩いて送迎のばあちゃんたちは、困ってしまいます。お母さんが迎えると長時間保育を余儀なくされます。孫が生まれたら松尾保育所に入れようと楽しみにしてたじいちゃんもいます。…

 
 すでに廃止された小浜保育所では、今でも惜しむ声が…。
「小浜保育所はどうしても廃止せなあかんだのか」「小学校の統合は複式学級などでやむをえないかと思う。でも、保育所はまちの拠点、元気の源やった」「年寄りが子どもの送迎で笑顔ではりきっとった。いい風景やったのに淋しい」「わずかな予算を削って、地域が過疎化したら元も子もない。もっとまちづくりの観点から保育所の位置づけを考えるべきではないか」

 
 結局、すべては少子化のせいなのです。どうしたら、子どもをたくさん生んでもらえるのでしょうか。乳幼児医療費をタダにする!矢祭町のように3人目にポンと100万円!旧大内山村のように新婚さん賃貸公営住宅を提供!…ともかく成功例を参考に何でもやってみたら!
 
 そう、統廃合よりも、そちらにこそ目を転じるべきなのです!!!

 
 先日の国勢調査の際、表紙「国政調査からみた三重のすがた」を見てがっくり。人口増減率が、鳥羽市は最低の6%以上減少だったのです。県下同最低レベルは南伊勢町尾鷲市、熊野市、美杉村、白山町の6自治体のみ。伊勢市志摩市よりも2ランクも下でした。


 あぁ〜 出生数減少に危機感がなさすぎる〜!