市長に申し入れ 

 今日は、市長に「来年度予算編成と当面の市政運営について」申し入れをしました。
私は、いつも市長の市政運営に対して是々非々の立場をとっています。「当たり前じゃないの!」といわれそうですが、市役所・議会というところは、これがなかなか難しいみたいなのです。
 私はシンプルです。鳥羽の発展・市民の幸せにプラスであれば大賛成、反対にマイナスであれば、厳しく批判し、市民にお知らせし、市民世論の判断を仰ぎます。結構、勇気のいる場面もあるのですが、この当たり前の積み重ねこそ、まちをよくする道!何でも反対とか、揚足取りとか…考えられないことです。
 どなたが市長であっても同じです。

 
 木田市長様

「06年度予算編成及び当面の市政運営についての要望」
 
日本共産党鳥羽市委員会
    市議会議員・戸上幸子

 
 職員の毎朝ミーティング実行、水道料金全世帯引き下げ、年末一時金カットと矢継ぎ早の改革は、市民待望のところであり、その姿勢に敬意を表します。
木田市政初の本格予算編成に当り、市民本位の市政運営を心から期待して、つぎの諸点を反映していただくよう提案と要望をいたします。とくに財政厳しい折から、多額の財政出動を伴わなくても実現可能な分野に限定しました。よろしくご検討くださるようお願い致します。


1、行財政改革の分野について
 ・財政健全化は当然ですが、実行にあたっては市民サービスの低下をきたさず、弱者に配慮し、市民の賛同を得てすすめていただくこと。
 ・財政困窮の最大要因である人件費削減のため、退職職員の補充は最小限の範囲にとどめるとともに、職員力を飛躍させるため接客マナーを含めた職員研修を質・量とも強化していただくこと。
 ・各種補助金、外郭団体負担金を徹底して見直し、既得権化させずにそぎ落としていただくこと。公募市民も入れた「補助金、負担金調査委員会」を設置し、市民の目線で吟味する機関を検討していただくこと。
 

2、市民の暮らし応援の分野について
 ・多額の基金と繰越金のある国保会計を是正し納税者に還元していただくこと。
 ・子育て支援策として要望の強い「乳幼児医療費無料化年齢の引き上げ」について、国、県へ働きかけるとともに、市としての上乗せ施策を展望していただくこと。
 ・類似市と比較しても極端に少ない本市の学校教育整備費について、次世代を担う子どもたちに最大限の配慮する予算編成をしていただくこと。
 ・介護保険改正で、介護施設での居住費、食費が全額自己負担になり、利用者・施設双方に深刻な困惑が広がっている問題で、まず具体的な実態調査を行っていただきたいこと。


3、当面の施策について
 ・ペット霊園は近隣住民を困らせているばかりでなく、本市の条例にも反し、観光鳥羽のイメージも低下させています。撤去についての検討、尽力をしていただくこと。
 ・埋蔵文化財担当職員がいないのは志摩市と本市だけであり、街づくりにとっても損失をきたしているので、新年度で配置につとめていただくこと。
 

4、開かれた市民参加型市政について
 ・市の各種審議会、委員会を原則公開にし、いつも市民の目に触れる姿にしていただくこと。また「まちづくり提言市民会議」が先駆けた委員の「市民公募」制度の定着をはかっていただくこと。