「ハローバス」の心意気!

 鳥羽のまちを元気に走るハローのバス。もうすっかりお馴染みです。
池上や小浜のベテラン奥さん方の「助かるわ〜」の声を聞くとうれしくなります。


 ところで、このハローのバス、実は大変な経営努力の賜物なのだと、初めて知りました。
「鳥羽のお客さんに喜んでもらえるようバスを走らせたい!」
先代から現在の社長さんに引き継がれた夢というか懸案事項……。実現のために、社長さんは給料もとらずにバスの購入費用に充てたとのこと。
現在、バス1台の維持費用と運転手さん2名の人件費などで年間約500万円かかるのだそうです。停留所を増やしたいのは山々だけど、もう一台はとても無理なのだと。


 「ハローのバスを、高齢者が多くて買い物にも困っているA団地にも停めていただけませんか?」
 厚かましくも2回もお願いした私に、ハローの担当者からの、丁寧なお断りのお電話でした。思わず、身の縮む思いでした。ハローが大変なぐらいは察しがついていたのに…。



 ハローはまちの核、みんなの笑顔の場。離島や漁村、各地をつないで、老若男女が集う交流の場でもあります。きびしい経済状況、庶民のフトコロに冷たい政治を恨みました。


 まち活性化に交通手段は要です。市の「財政健全化計画」の「バス路線の見直し」、議会も力をあわせてがんばらなくちゃ。もちろん、市民サービス向上の方向で。
「鳥羽を元気に!」ハローの社長さんや職員さんの心意気に負けないで!