ペット霊園問題で伊勢市長に陳情

 木田市長が、ペット霊園業者の伊勢市清掃(株)に直接、撤去を求めましたが、業者は「土地を貸しているだけ」と応じようとしませんでした。今日は、この業者が伊勢市の許可業者であること、藤田マンション保有伊勢市民も困っていることから、「藤田緑の村住民の会」は、加藤伊勢市長に陳情しました。私とともに、友人の黒木きよはる伊勢市議が同席、尽力してくれました。伊勢市長は、合併後初の臨時議会の準備に追われるなかで一時間近く対応して下さいました。住民の発言に真摯に親身に耳を傾け、解決の道を考えて下さって、私は市長とは初対面だったのですが、誠実なお人柄に好感を覚えました。「皆さんのお話は業者に伝えます」と約束していただきました。
 さて、このペット霊園問題の解決にあたって、立ちはだかるのが、「企業家の質」という問題です。市も、藤田観光も、住民も、まさに、この壁にぶつかっています。「金のためなら何をやってもいいのか」、「法に違反していないなら何をしてもいいのか」、今、社会を揺るがす耐震偽装マンション事件、ホリエモン事件と根っこは同じ問題です。そして、結局は、こういう企業家の驕りが、法違反=とんでもない犯罪を生み出します。
 ペット霊園業者も、法違反ではないといいますが、そうではないのです。隣接住民にも説明なし、建築協定破り、市条例違反、建築基準法違反、都市計画法違反で始まったのです。こういう行為を戒め是正する公共の姿勢、住民世論が問われているのだと思います。
<以前ご紹介した二見町の愛受院>(右手に看板あり)
この道の行き止まりに火葬炉があります。辺りには一軒の人家もなし。300〜400メートルは離れています。これが普通の経営感覚。地域住民に支持されてこその営業ではないでしょうか。


(※視察報告は明日になります)