一般質問7〜9日 11名が市民の声を届けます

一般質問7〜9日 11名が市民の声を届けます

 今議会で一般質問に立つ議員が出揃いました。11名です(※議長除いて17名中)。質問日予定は7日から9日までです。質問テーマと質問順をご紹介します。平日開催で申し訳ないですが、お手すきの方は傍聴にお越し下さい。
 今日の議会運営の後、同僚議員から「戸上さん、わしも菅島緑化が遅れとる、問題や思とったや。採石終結の約束が守られんだら、えらいことや。しっかり質したってほしい。」と激励をいただきました。心強い思いでした。特に菅島の採石場が見える地域では、観光も漁業も、住民は耐え難い思いでいます。その反映です。

1、高 橋 信 夫
●住宅環境の整備について
①当市の今後の市営住宅建設についての時期と内容をきく。
②老朽化した落口、若杉、幸丘、池上の市営住宅の用途廃止、払い下げ、建替等、今後の計画についてきく。
③住宅アンケート調査結果の内容と今後の対応をきく。
市営住宅入居者の最近の入居状況をきく。
⑤一般住宅、市営住宅も含め地震に強い耐震化をどう進めるのか市の今後の対策をきく。
鳥羽市の雇用対策と地域振興策の取り組みについて
鳥羽市の若者の就業支援を市としても真剣に取り組まねば鳥羽の将来はないが、具体的な取り組みをきく。
②国は「若者自立・挑戦プラン」を策定し、通称「ジョブカフェ」を各地に設置し、トライアル雇用など進めているが、当市も国の施策を活用しているのか。
鳥羽市の新しい地域経済策の取り組みはないのか。
④第2期工業団地の10年間土地賃料無料を市長は発表したが、今日までの経過と今後の決意についてきく。
⑤地元の中小企業支援策をきく。


2、木 下 行 保
財政健全化計画について
① 市長就任2年目に当たり、財政再建にかける基本姿勢をきく。
財政健全化計画の推進項目についてきく。
 (1)職員定員の適正化について
  ・具体的にどのような組織、機構、民間委託を見直し、実行するのか。
  ・各部門別の公営か民営か、運営形態の見直しをするのか。
  ・18,19年度では何名の職員数が削減されるのか。
 (2)公共施設や業務委託について、具体的にどのようなコスト削減を実施するのか。
 (3)給与の見直しについて、どのような抑制をするのか。
 (4)特別会計等の経営基盤の強化について
  ・下水道事業などは抜本的な経営改善を行うとあるが、どのような改善を行うのか。
  ・高速艇導入について検討委員会で審議中であるが、その進捗状況をきく。
 (5)市税等の財源確保について
  ・市税滞納に対するこれまでの収納率の成果と今後の対応は。
●本市のごみ処理対策について
離島3島での生ごみ処理について


3、坂 倉 紀 男
●第4次鳥羽市総合計画後期基本計画について
①前期基本計画の5年間で、効果的で最も評価できる事業についてきく。(複数可)
②「提言市民会議」の提言書による前期基本計画のふりかえり(総合評価)を経て、これからの5年間の目標をきく。
③第4次鳥羽市総合計画の6分野について非常に細かく意見や評価が出されているが、後期基本計画の事業実施について、現実的な検証の方法をきく。
④この際、「笑顔と感動に出会う鳥羽」というフレーズ(タイトル)を見直す考えはないか。
●加茂川岩倉水源地上流域生活雑排水対策について
①水源地上流域での、合併処理浄化槽の普及率の低い原因をきく。
総務省の補助メニューで「小規模集合排水処理施設」など、地域での利用実績と今後の方針についてきく。
③本市における水源及び水源保護地域とはどの範囲を指定しているか。
④本市の水源保護地域における個別排水処理施設(し尿・雑排水)の補助メニューについてきく。


4、世 古 安 秀
●ゴミの減量化策について
①これまで取り組んできたゴミの減量化策と成果についてきく。また今後の課題と対応策は何か。
②「一般廃棄物処分基本計画」が平成13年以降作成されていないがなぜか。早急に作成する考えはないのか。
③市内のゴミの約50%を占める生ゴミの減量策として、堆肥化が有効な手段であると考えるが、取り組む考えはないか。
④市内から出る天ぷら油の廃油量はどれくらいか。これを再生し新たなエネルギーとして活用できないか。


5、山 下 伴 郎
●伊勢湾再生推進会議の設置について
 三重、愛知、岐阜、名古屋市による伊勢湾再生推進会議が設置され、伊勢湾の水質浄化の方向性を決める重要なとき、この会議の機関として、流漂木、ゴミ問題も並行して行うことが重要と考える。鳥羽市としての方向性、考えをきく。


6、尾 崎   幹
●震災対策への取り組み、その進捗状況について
①市における津波対策のための海岸堤防施設等の安全性についてきく。
②市のハザードマップ避難所の見直し、耐震化、優先順位決定等の進捗状況についてきく。


7、橋 本 真一郎
●本市の教育行政について
 少子化が進む中、本市の教育行政をどのように導いていくのか、市長の将来ビジョンをきく。
●情報セキュリティ体制について
地震津波、防災時のバックアップデータはどのような管理をしているのか。


8、中 村 欣一郎
●市民のまちづくりへの参画について
①この1年間のまちづくり提言市民会議、鳥羽小学校建設用地選定懇話会、みなとまちづくり協議会など、市民参画の実例をどのように評価するか。 
②今後の課題とその解決方法について
 (1)市民参画の必要性を職員や市民にどういう方法で今以上に理解を求めていくのか。
 (2)対応すべき人材をどのように確保(委託、育成)するのか。また今こそ(仮称)まちづくり条例が必要ではないか。


9、中 村 和 徳
●地域企業の公共サービス市場への参入について
①地域企業によるPFI事業の参画について市長の考えをきく。
②民間企業の参入状況について
●文化力で地域を元気にするために
地域再生を進める力をもつ「文化力」について市長の認識をきく。
②歴史文化を生かしたまちづくりについて市長の考えをきく。
③本市における文化活動をどのように把握しているか。
④広野邸、伊良子清白邸と本市とのかかわりはどのようになっているのか。
⑤国、県とのネットワークはどのような形態になっているのか。
まちづくり交付金の使途は。


10、戸 上 幸 子
●歳入増と歳出節約について
①16年度の委託費決算額は5億4千万円にのぼる。次の委託費の内容についてきく。
 (1)庁舎、文化会館、中央公民館、教委、図書館、消防署など市関係施設清掃費、トイレ維持管理費は総額どれだけか。
 (2)清掃委託費見積価格の積算項目はどういうものか。市がその根拠を適正と認識している理由はなにか。
 (3)委託費のうち、市民感覚から見て節約可能な項目がある。市は新年度予算編成に当たってどのように精査したか。やめるものと、節減するものはそれぞれ何がいくらか、総計どれだけか。
②経費節減とともに新たな歳入増に全国の自治体は知恵を絞っている。つぎの施策を検討したか、検討結果はどうか。
 (1)市有財産への広告等の掲載
 (2)基金の適正運用にかかわる国債の購入
 (3)職員互助会への公費支出
③市民の負担は公平公正でなければならない。市営住宅と改良住宅の家賃収納率はそれぞれどれだけか。平成13年以降この5年間の改良住宅家賃総収入に対し、修繕費など市が支出したコストは総額どれだけか。
●菅島採石の現況について
鳥羽市議会は平成15年1月23日、臨時議会を開催し、菅島採石終結・緑化計画に関わる協定書、売買契約書を審議し、全会一致で可決した。協定書はのり面整形、緑化工を合わせて平成26年3月31日終了とした。ところが昨年4月19日、鶴田石材から平成16年計画の東山地区採掘着手延期願いなるものが提出され、市はそれを受理した。そこで次の点についてきく。
①市は当「延期願い」にどう回答したか。
②その回答はどこで協議検討したか、どのような資料をもとに分析、調査したのか
③採石終結に関わる重大な問題であるのに、議会に報告しなかったのはなぜか。
④延期願い後、まもなく1年を経過するが、現況はどうなっているのか、いまだに未着手のままか、会社はどう説明しているのか。
⑤市は本年2月10日、着手延期問題について鶴田石材あて文書を送付している。なぜ10カ月もたってから「協定書の規定を勘案し必要な措置を講じるよう」との文書を出す必要があったのか。
⑥鶴田石材と市との土石売買契約書は、両者が「信義を重んじ、誠実に契約を履行する」こと、「違背した場合、契約解除」をうたってある。行政として終結計画を厳格に実行させなければならないが、今後どうする方針か。
●福祉移送サービスについて
市の移送サービスは市民に大変喜ばれている。高齢化、過疎化が進む中で、サービスの水準を維持し、前進させることは利用者にとって不可欠である。そこで次の点についてきく。
①国の方針で移送サービスの利用限定、有料化、運転ボランティアへの新たな負担など、各種の制約が生じている。市はどのように認識し、対処してきたか。
②ひだまりを起点とした民間バスを運行し、利用者は自宅からひだまりまで自力で来る案も検討したときく。これまでのサービスの根幹否定につながる行政の姿勢ではないのか。
③利用者である市民の声と思いに市の施策は依拠すべきであることは言をまたない。利用者市民の意見と声をどのようにアンケートしたか。その声を市の検討諸会議に反映したことがあるか。
④これまでのサービスを維持・向上するための今後の方針はどうか。


11、寺 本 春 夫
●市長の政治姿勢について
 市長就任1年を経て、本年の年頭訓示では「改革元年の年」と位置付け、「小さくても真珠のように輝く街づくり」をするとの新年の抱負を語ったが、次の点について問う。
①改革元年にふさわしい改革とはなにか。
財政健全化計画2年目になるが、計画通りに新年度予算に反映できたか、その進捗状況と今後の見通しは。
③「工場誘致は自らトップセールス」で行うと抱負を語ったが、松尾工業団地への今までの誘致経過と、トップセールスの内容は。
④定期船高速化について19年度を目指すとしているが、財政健全化計画にはその位置付けがない。財源確保はどうするのか。同時に民間委託についても検討をしているのか。