「歓びを歌にのせて」お勧め映画です

歓びを歌にのせて」お勧め映画です
「暑さ寒さも彼岸まで」昔の人はよく言ったものですね。三々五々、お墓参りに訪れる老若男女を包む風はすっかり春の兆しです。帰路、散策と映画で息抜きしてきました。
支配人特別推薦というので立ち寄った新富座の「歓びを歌にのせて」(スェーデン映画・31日まで上映・文科省特選)が大当たりでした!絶対お勧めですよ〜。


世界的指揮者のダニエルが体調を崩し失意の中で帰郷し、聖歌隊の指導を引き受けることから始まる物語です。歌う歓びに目覚めた村人は、やがて、古い殻を脱ぎ捨て、自分の心を解き放ち、新しい人生を歩き始めます。キリスト教の贖罪感に縛られていた村で、村人は強く生きようと模索します。音楽の力ってすごいなぁ!題名のイメージは、清く正しく美しくって感じですが、全く違います。かなり過激で、「深〜い映画」なのです。夫の暴力に対して妻がソロで歌いあげる「歓びを歌にのせて(ガブリエルの歌)」が圧巻です。心が震えます。「生きてる歓びを心から感じたい…私はそれに値すると誇れる人間だから…」。勇気と心の叫び、歌にこれだけ感動したのは私は初めてかな。
「何もわかっていない!自分自身のことを!生きることを!音楽は心から生まれるんだ。精神を集中しろ。それなしに何も生まれない。何も!」ダニエルの言葉にも励まされます。


さて、明日は議会閉会日です。


春を愛でて下さい〜。