市自らが検討した野田市も年間130枚は無料

 市自らが検討した野田市も年間130枚は無料
「どういう自治体のごみ有料化方法を検討したのか」という私の求めに応じて環境課が提出したのが「ごみ有料化後のごみ量の推移」という資料。
全国9自治体の例を検討しています。そのうち、減量化でめざましい効果をあげたと明記されているのはただ一つ、千葉県野田市しかありません。リバウンド(有料化後一時減るがまた元に戻る)も無しです。
 面白いことに、野田市も一世帯、年間130枚までは無料なのです(可燃・不燃あわせて)。それを超えると初めて有料になります(20㍑で一枚85円程度)。
環境課は、ごみ減量化にどんな方法が有効かを検討したの??正直、それさえ疑問になってきます。自ら作成した資料で、唯一、減量化効果が高いとした野田市の方法をとらなかった理由はどういうものなのか?廃棄物減量等推進審議会で、委員に検討してもらったのか?
説明責任を果たすとともに、市民の意見反映で、有料化について抜本的緩和策を検討すべきです。


野田市では、さらに、無料袋が余った場合は年度末に、再生紙をつかったトイレットペーパーなどと交換する還元制度を実施しています。今回、議会質疑で、ごみ減量に努力する家庭と、そうでない家庭の「格差解消のため」といった答弁がありましたが、こういう形で、努力を評価することもできるのではないでしょうか。
他にも、減量化に向けて鳥羽が見習うべき知恵があります。なぜ、良いところを学ばずに、有料化だけを真似するのでしょうか。そうか、単純に袋を有料化した方が、仕事が簡単ですものね〜??