議員のチェック力

 議員のチェック力
 ごみ問題で、少し驚いたことがありました。
市当局はごみ処理に「6億円」もかかると強調しましたが、すぐ、「さば読んでるわ〜」って、私は思いました。詳しくは「幸子だより」今週号をご覧いただきたいのですが、本当はその半分の3億円弱なのです。
 

 平成16年度決算額で、清掃費の総額が5億5千万円です。そのうち、広域連合とし尿への支出1億3600万円、その他をすべてゴミ分野と計算して残りは4億2千万円です。
 これに対して、工事費やダイオキシン調査で、国と県から補助金8500万円がきています。市民の皆さんからの手数料収入も3千万円あります。
差し引きすればゴミ処理費は2億9800万円が本当の数字なのです。
 
 
 担当課は有料化実施のための説得材料としたかったのでしょう。3億円より6億円の方が市民にインパクトを与えられますからネ。これも問題なのですが、今回、考えさせられたのが、6億円をうのみにして市民に伝えてしまった議員の姿勢とチェック力です。
決算書を開けばひと目でわかることでした。自分の見解はともかく、市民には事実を知らせなくちゃ。市民の代表ですから。がっくりしたわ…。