風力発電 木村前議長が企画課に注意促す

風力発電 木村前議長が企画課に注意促す
昨日の総務常任委員会では
行者山への風力発電に対する企画課の姿勢に
議員の疑問と指摘が相次ぎました。
この中で
木村前議長が(5月18日まで任期)
議長当時、担当の企画課長を呼び、
次のように指摘し注意を促していたことがわかりました。


風力発電計画は本市にとって非常に大きな問題である。
反対表明している地元住民がある。
市はどのように対応しているのか」


これに対して課長は
「市としては業者が説明したいというので
話を聞いただけ。資料もパンフレットだけで
具体的なものは何もありません。
ですから、市として何も対応していません。
業者が勝手に申請しているのです」


そこで、議長は
鳥羽市風力発電が作られようとしているのだ。
そんな説明で済む話なのか。
道路や送電線など多くの課題がある。
軽々しく行政が乗るべき問題ではない。
そのためにも、市として独自に
事実をきちんと把握し、検討しておくことが
行政としての責任だ。
地権者、地元住民、迷惑がかかる各分野の意見を聴取しておかなくてはいけない」


木村前議長の極めて時宜を得た対応が
私はうれしかったです。
日本最大の風力発電をあの行者山に設置するというのですから
議長としてのご心配は当然のことでしょう。


私は、経済産業省に対して
市としての上申書の送付を提案しました。
業者の経済産業省への補助申請が鳥羽市の頭越しに行われています。
8月末に審査結果が出るという事態です。
市としてこれを放置しておいていいのか。


地元の町内会の一つは断固反対であり
もう一つの町内会も投票結果は僅差です。
(市に対しての同様、虚偽報告の問題も浮上し
投票結果も疑問になってきました…)
市として承諾していない。
まだ検討すらしていない状況であると
上申すべきではないかと。


課長は「検討する」と答えました。
本当は、課長も業者の虚偽報告に腹を据えかねていることでしょう。
その上、2ヶ月あまりで、補助金申請してしまったのですから。
でも、もっと、しっかりしてほしいのです。


策定されたばかりの「鳥羽市新エネルギービジョン」は
風力発電の活用上の課題をあげています。
「・風況は局地的な条件によって大きく異なるため、
設置候補地についての詳細な精査を行う必要がある。
・中・大型の風車は、騒音や電波障害、景観等周辺環境への影響が懸念されるため、
事前に詳細な検討を行う必要がある」
市自ら決めた方針にもとづいて職務を遂行してもらいたい。
企画課職員さん、がんばって〜!