広野家住宅が国の有形文化財として登録されました

広野家住宅が国の有形文化財として登録されました

今日は、炎暑の中、登録有形文化財プレート設置式が行われました。
広野家(かどや)は鳥羽髄一の資産家で、江戸後期から戦前まで薬舗を営業。
江戸期の大庄屋、明治期の資産家の邸宅の様子を伝えています。
現在の外観からは想像できない重厚な玄関を上がると、
ステンドガラス風の色ガラス、障子や欄間など随所に手の込んだ細工がされていて目を見張ります。
内蔵には百年以上前の民具など、由緒ある品々が残っていて
今後、整理をすすめ、市民に公開されます。楽しみですネ。
2年ほど前に、広野家から鳥羽市に寄贈され、
教育委員会生涯学習課が保存に向けて取り組み、
今日の晴れの除幕式に実を結びました。


市長ら関係者が除幕式 玄関左手の下がそのプレートです。


広野家から発見された長尾オルガン(市指定文化財
鳥羽教会のメンバーが奏でてくださる賛美歌がセピアムードを盛り上げて…
(写真がぶれてごめんなさい)


「かどやの恋の妙薬はどこですか?」


私は、いただいた、このおみやげに感激〜!面白〜い!
なんだと思われますか?
①「かどやの妙薬」  一粒なめればたちまち恋の味!お二人で召し上がってください。
②「おんせんにまさるゆぐすり」 発見された薬袋、なかなか素敵なのです。(残念ながら中身は現代のもの…)
③「家内平穏御守護」  さて、中身はナンでしょう。
  広野邸の庭の「なぎの木」の葉っぱです。(熊野ではお守りに用いられているのだそうです)


「かどやの恋の妙薬はどこですか?」
皆さん、将来、観光客の若いカップルに尋ねられる時がくるかも…。
教育委員会のアイデアと心遣いに感服しました。
いったい、どなたが考えてくださったのでしょう?!
鳥羽の歴史と文化、大切に大切に、していきたいですね!