47町内会はみな平等ですか?

目の前の急峻な山に風車が建設される…
落口町内会の反対意見書の重みは??!

 鳥羽には47の町内会があります。一番小さい若竹自治会の19世帯から、最高の大明東町内会の500世帯までその規模は様々です。でも、世帯数や面積の広さは違っても、地域住民がもっとも自然な形で自主的に町内会をつくり、地域の発展と生活環境向上をめざして助け合い活動しています。ですから、私は、これまで、47町内会は市にとってすべて平等に大切であると、信じ込んでいました。

 ところが、果たしてそうなのか…?最近、疑問で仕方がないのです。きっかけは行者山風力発電問題でした。
建設地の目の前の落口町は、皆さんが絶対反対という立場です。大雨や台風時の土石流と洪水、地震による土砂崩れなどへの不安、騒音や電波障害、日照障害など不利益を被るのですから当然のことです。きっと、皆さんの町内会でも、そんなものが、目の前の急峻な山に建設されるとなったら大騒ぎになるでしょう。パニック状態です。


 そこで、落口町内会は、住民の命と安全を守るべき市に対して、SOSを発信しました。「助けて下さい。私たちは困ります。反対です」と訴えたのです。しかし、市は、真心をこめて真剣にこの発信を受け止めているでしょうか?!仮に、大きな町内会でも同じように扱うのでしょうか?池上町や相差町、答志町でも同じですか?本当に?
 万が一にも、市が、町内会をその規模の大小で扱いを差別するようなことがあったら、これは行政による住民への「人権差別」ではないでしょうか!