障害者の現実を見据えた仕事ぶりがうれしい!

居宅サービス、国上限額の半分を市が支援!
 質問ではもう一つ、障害者自立支援法の問題、鳥羽における実態と、市の支援策を問いました。市長は、軽減策を検討すると言明しました。この決断はうれしかったです。さらに具体策を詳しく質問したかったのですが、なにせ質問時間は40分制限のため時間不足で聞けず…。帰り、担当課で検討の中身を聞きくと、来年度からの実施を目途に、居宅サービスの国のサービス上限額の半分を支援したいということです。
 

 さて、今回の社会福祉事務所の議会答弁は、手ごたえを感じました。実態についての件です。障害者の一人ひとりの現実を掌握した集約でした。障害者の大変さを肌身で知ったからこそ、所長は軽減策が必要だと確信をもったのでしょう。データをつくり、それを支えたのは、きっと、現場の若手担当職員さんでしょうネ。いつ何を尋ねても、よどみなく答えてくれる頼もしい福祉のホープです。真摯な日常の勤務姿勢がいい仕事につながって、うれしいです。

 
 鳥羽の障害者数は1200人。全国的にもそうですが、20人に一人が障害者です。健常者もいつ病気や事故で障害者になるかもしれません。だから障害者福祉は市民みんなの問題なのです。第四次総の後期計画は「誰もが自由に暮らせる、ノーマライゼーションの大切さをうたい、障害者の社会参加を妨げる物理的、心理的、社会的な障壁を乗り越える」ことを課題にしています。支援法で妨げられた、その社会参加を市が応援することは後期計画にふさわしいものです。
今回の社会福祉事務所はじめ、商観、まちづくり課、健康長寿課、税務課…と一生懸命な取り組みが心強いです。