「財政健全化計画」と市民ニーズ

あずかり保育は「財政健全化計画」では19年度実施ですよ! 
 どうして、教委総務課が、幼稚園あずかり保育の19年度実施方針を明確にしないのか…、それが理解に苦しむところです。なぜなら、平成17年8月の新市長の「財政健全化計画」で、あずかり保育の19年度実施が明確にされ、議員にも説明されているからです。市民ニーズがなくなったからか。そうではありません。保護者も先生方も、現場はすっかり実施だと思っていたのです。父母の期待も高まっていました。いったいどういうことなのでしょう。総務課は、保育所との関係などを口にしますが、それは行政の財政都合というものです。住民ニーズに対して、説明責任を果たしてほしい。
 「財政健全化計画」…。私は、市民サービスを向上させる項目は、どんどん実施すべきだと思っています。しかし、ごみ有料化など市民の暮らしに大きな負担を与えるものは、市民の意見反映をはかることが先決です。ごみ有料化は実施しておいて、なぜ、市民ニーズの高いあずかり保育を急に止めるのか。私は、財政健全化計画の基本に関わる問題だと深刻に受け止めています。ただ、財政を削減するためだけの「計画」なのでしょうか?!
 
市長予算方針、19年度は少子高齢化の特別予算枠!!
 「ホームページで来年度予算方針を公表しました」「市長の方針で、少子高齢化の特別予算枠を設けました」と財政課から声がかかりました。人口と面積を基本とした新型交付税の導入による交付税の大幅減額の厳しさを、最も実感しているのが財政課でしょう。人口減に歯止めをかけねば…。今年は、各課が新しい子育て支援策を提案すると聞きました。この、あずかり保育などピッタリではないでしょうか!加茂小の学童保育実現もそうです。市長予算方針に合致するものです。各課の、創意あふれる子育て支援策に期待したいと思います。現状維持が大勢をしめる市役所の中で、新しい施策の道筋をつけるのは大変かもしれません。しかし、若手職員にはがんばってほしい。