優秀な職員の退職理由を分析しなくていいのか

ショック!退職者の中に、余人には替えがたい職員さんの名が 
 まだ、ショックが去りません。来年度の退職者の中に、余人には替えがたい職員さんの名が入っていたからです。鳥羽の福祉を縁の下の力もちで支えてくれていました。身を粉にしてがんばってくれてました。「本当に困っている市民は救わなあかん」が口癖です。定年まで5年もあるというのに、いったい、どうして。
 なぜ、市役所は、彼を慰留しなかったのでしょうか?彼の値打ちが市民にとって、どれほどのものか、わかっているのでしょうか?今からでも思いとどまってもらわなくては。退職の本音の理由を聞いて、きちんと対応しなくては。過重責任を軽減しフォローする体制をとるとか、違う部署に配置するとか、方法はあるではありませんか。
 

 ほかにも、まだ充分力のある幹部職の名もありました。ワークショップ形式の市民と行政の協働まちづくりの先頭に立っていた職員も。これも残念です。なぜ、力量もあってがんばれる職員が辞めてしまうのでしょうか…。これは市の損失、市民の不幸です。最近、ある大手の経営にシビアな病院の話を聞きました。絶対、優秀な人材は辞めさせないそうです。辞表が出ても慰留し、原因を聞き、違う部署等に配置するそうです。


 さて、今回の退職者の中には 市民の要求に対して、なぜできないかを「うれしげ」にしゃべると市民から批判が寄せられている職員の名もありました。やる気がない人は去った方がいいでしょう。
でも、皆が問題だと噂する札付きの職員群の名はまだまだ少なかった。
いったい、一生懸命な職員がきちんと評価され、役所の中で尊ばれるような雰囲気がつくられているのでしょうか。そういう役割を果たすべき人材はいないのでしょうか。
「官公庁は、優秀でよく働く職員は、働かない人の3倍も働かないかん職場だ」元公務員さんの話です。役所でこの言葉を思い出さない日はありません。