道路のバリアは社会参加のバリアです バリアフリーのまちに

安楽島大橋北交差点(赤崎神社近く)の段差が解消しました〜

 「病院に行くために、安楽島の交差点を通らなければなりません。私は命がけです。段差がひどく、車いすの振動で体が放り出される不安でいっぱいになります。なんとかならないものでしょうか」 リバーサイド幸丘市営住宅の障害者・高齢者用の部屋にお住まいの一人暮らしの方から苦情が寄せられました。前から苦情の多い交差点で、まだ改善に至っていなかったのです。これは大変だ、早速、幸丘から現地までを同行調査しました。三叉路交差のため、道路が複雑で3箇所もひどい段差がありました。車いす使用者は座りだこが出来て少しの振動でも痛いのにこれは大変です。
 市、県にも調査を要請しました。写真は志摩土木事務所職員が調査、どうすればいいか、質問しているところです。11月です。 「危険であることがよくわかりました、警察とも協議して早速工事をします」 と県の回答がありました。
 そして、やっと、今日、工事が実施されたのです。私の写真は今日撮ったものです。すっかり段差がなくなりました!通りかかったトラックの運転手さんから 「ここは自転車通学の中学生も多くて危なかった、安心やわ〜」 と声がかかりました。

   
こちらの写真は「鳥羽警察」の入り口の歩道です。 「この歩道は段差がひどく乗降できません。車道を行くのが恐ろしいです」 と。私も信じられないバリアでした。 「これはひどい」 と県もすぐ改善しました。
   
さらに行くと「スーパー牛虎」からは歩道の白線部分が細くなり歩道がない状態です。車はすごいスピードで飛ばしていきます。
幸丘橋はとても歩行者は渡れません。反対側の船津駅経由の迂回路へ渡るのも緊張しました。船津橋とともに、歩道整備が求められます。
 
市営住宅前の「いやさかさん」前の道路。車も歩行者も多い交差点ですが、段差もあり危険です。改善策の検討が必要です。

道路のバリアは、高齢者や障害者の自由な社会参加を阻み、心のバリアにつながります。健常者では見落としてしまう多くのバリアがあるのだと痛感した同行調査でした。