サンタのプレゼントも出せないほど財政難なの?

 今年は役所からのクリスマスプレゼント(ケーキ)がない?!!!
 「鳥羽市はそんなに財政難なんですか?」 子どもを保育所に預けるお母さんからの問い合わせでした。保育所からの通知を見てびっくりした。「今年から財政上の理由で、プレゼントケーキがなくなります。サンタさんからのプレゼントがないのも寂しいので、運動会にいただいた寄付でおもちゃを用意します」と…。
 「子どもへのサンタプレゼントを削る前に、もっと、無駄があるのではないですか。しかも、いきなりです。父母の意見は聞いてくれないのですか?」と。 寝耳に水の話で私もびっくりです。すぐ、福祉事務所で確かめると、やはり、事実でした。なぜ、こんな市民に定着したサービスを、市民の意見も聞かずに、勝手に切ってしまうのか…苦々しい思いでいっぱいになりました。子どもたち一人当たりの行事費は年間1000円でした。それを今年から700円にカットしてしまったのです。そのために、ケーキがなくなったのです。困った先生方は、親の寄付金などで穴埋め対応策を考えたのです。
 
 なぜ、こんなことが起きたのか〜。 市当局は「財政健全化」のため、各課に予算額10%マイナスシーリングを迫ってきました。その中で、福祉事務所も従来の予算を見直し、その削減対象となってしまったのでしょう。各課に共通していますが、カットされて当然のものもありますが、反対に、市民にとって切実なものも含まれています。
市民のための施策でありながら、市民の意見反映は何もされていないのです。こんな大事なことを庁内だけで決められてはたまらない! 恐ろしい…。 福祉事務所を追い込んだ、この枠内配分というやり方こそ問題なのです。
 鳥羽市の宝物、子どもたち。 行事費をカットする理由などありません! 他の市行事の大人用の粗品を削れば済む話です。プレゼント品についても、父母や先生の意見も入れて、より喜ばれるものにしていけばいい。 子どもたちに役所サンタからプレゼントをあげたい〜〜!