組織・機構再編について全員協議会開く

行政改革室」は市役所の質の改革を目指さなければ駄目です!
 例の組織・機構の見直しについて議会全員協議会が開かれました。市当局は、12月議会で撤回したこの議案を、議員の意向も踏まえて検討を加え、再度1月の臨時議会に提案する予定です。今日は、議員の意見を聞くためのものでした。
 私は、組織再編は、より市民に役立ち、職員のやる気を引き出すものでなくてはならないと思います。
そのためには、「行政改革室」は、充分に現場の声を聞き、客観的に仕事内容と量も把握した上で、実行しなくてはなりません。それもせずに、単なる思いつきでやったら大混乱です。市民に迷惑がかかります。
 
 その経過が一番大切です。ところが、見直しまでわずか半年、しかも、現場といっしょに、具体的仕事の中身について検討した形跡がないのです。そうか、やっぱり〜。だから、今、現場のトップは、もしも自分が課長になったらどうするかと戦々恐々の状況に陥っているのです。
室長は、各課長が「しゃーないなー」と言って賛成したと説明しました。「行政改革室」の仕事ぶりが透けて見える…。机上の数合わせではなく、現場で苦労をともにしたらどうなのか。「産業振興課」など期待する点もあるのですが、果たして、再編の効果が上がるのか心配になってきた。
 
 見直しの目的について、「財政健全化による職員削減計画の実行は、現在の体制では困難であり、統合によって対応する」「10人以下の課は統合の対象とした」。市長からは「市民ニーズに対して、より多くの職員集団で助け合い対応する」との言葉もありましたが…。
つまり、まず、先に再編ありきのために、現場の意見反映ができなかったということです。市民課と環境課の統合などはその最たるものです。「最終処分場など難問山積の環境行政が係りでやれることなのか」と、私だけでなく、各議員の意見が集中しました。
 幹部職員同士がもっと遠慮なく率直にものを言いあってこそ、再編の効果があがるのではないのですか。