学童保育の発展は指導員の身分が安定してこそ〜

 なんと150円も安い!鳥羽学童の指導員時給800円 伊勢社協では950円 
 鳥羽民報の「臨時職員なら時給700円の薄給でいいのか」に反響が寄せられています。ずっと理不尽な思いで受け止め、いつか問題提起したいと考えてきたテーマです。市の直接雇用だけでなく、市の委託先のそれもまったく同じ問題です。

 なかでも、特に早急の改善が必要になっているのが、学童保育の指導員さんの賃金の低さ。 一言でいって、指導員は、子どもたちの命を預かる仕事なのです。しかも、学校とは違って、子どもたちが自由に学び遊ぶ場所ですから、いつも危険と隣あわせで緊張も強いられる責任の重い仕事です。
ところが、時給は800円。 少なくとも、当面、保育所の嘱託職員なみに改善すべきだと提起してきました。


 つい先日、伊勢市社会福祉協議会が新聞の折込広告で、学童保育のパート職員を募集していました。いったいいくらなのかしら? 早速、電話で聞くと、時給950円というではありませんか。 やっぱり、鳥羽は安すぎるのです…! しかも、子どもの来所時間より早い1時から、夕方6時までの勤務時間で一定の賃金保障もしています、との回答。 さらに、社会福祉協議会の正職員もいっしょに勤務しています。
比較すれば、その責任は、全員がローテーションパートで対応する鳥羽の指導員の方が重い。 それで、鳥羽の方が時給150円も低いなんて…。
 学童保育は指導員の身分が安定してこそ、子どもたちも生活も落ち着き、父母も安心できます。 来年度こそ、改善しなくては〜。