市役所は人口減に関心があるか?

「伊勢や松阪に家を買えばよかった」

 「伊勢や松阪に家を買えばよかった」…今日はつらいことばが続きました。だから私が指摘してるでしょ!と苦々しい思いでいっぱいでした。

 
 お一人は難病の妻を介護されてる方です。妻は伊勢の長年の専門かかりつけ医が、松坂で開業したため、松坂まで月一回通院しなくてはなりません。夫が車の運転ができないためタクシーが交通手段です。往復で何万円もかかります。「病院が遠くて不安で仕方がない。病気のことを考えて庭付きの平地の住宅を購入したけど、伊勢に家を買えばよかった。つくづく、今悔やんでいます」 と。


 つらいですね…。こんなことば耳にするのは…。月一回だから、友人たちと応援するつもりですが…。
でも、行政ががんばらなくちゃいけない。市の善政の一つ、移送サービスは対象者の拡大どころか、原則介護1以上なんていってます。いったい、市民の暮らしが見えているのか〜と言いたい。


 もう一人は子育て核家族。「妻が伊勢の医療関係に勤務、とても保育所の迎えに間に合わないため、自分が仕事をバイトに切り替え子どもを育ててきた。しかし、小学校に上がるまでまだ数年かかる。もう財政的にも限界だ。きちんと働きたい。でも、鳥羽には仕事もない。子育てと両立するためには伊勢に転居するしかない。実家は離島で祖父母の応援も得られない。橋さえあれば…」と夫。 素敵な好青年、子育て一生懸命の若いお父さんです。応援したい〜、鳥羽にいてほしい!


 全国の自治体が人口増対策を目の色を変えています。いったい、鳥羽市はどう考えているかとつくづく思う。
市民は人口減に心配を募らせているというのに、市幹部は関心すらないようです。個人の自由なのだから自然にまかせろということでしょうか。


 そんなことはない! というのなら、市民の転出理由を調査把握していますか? 長期的、緊急的対策をどう検討しましたか? 現在、どんな手を打ってますか?