指定ゴミ袋に虫の死骸が

ゴミ袋の安全に市民の警鐘!
 「45リットルの指定ゴミ袋に虫の死骸が入ってて、もうびっくり。いくらゴミ袋でも気味が悪い。安全面が心配です。改善させてください」 一ヶ月程前、女性からの通報です。 大概のことでは驚かない私も、にわかには信じがたい話でした。でも、現物を見ると、確かに、小蠅(ハエ)のような死骸がいくつか袋の内側に混入しています 早速、環境課に調査と改善を求めました。指定ゴミ袋は、市の委託を受けたJAが、大阪の某会社を通して中国の上海付近の工場で製作したものを購入しています。
 
 私も某会社に直接連絡をとり、大至急、原因を調べ、対策を講じるよう注文しました。担当者は現地から第一次回答があったが到底納得できる内容ではなく、現物を空輸して調査中、必ず改善いたします、と弁明。 そして、やっと、正式回答です。
<原因> 停電時に扇風機が停止したことにより窓を開閉したため、昆虫が工場内に入り袋内に混入した
<対策> 1、生産時には工場の窓の開閉は禁止する。
     2、捕虫器を設置する。
     3、原反吹き(原料をチューブ状にする工程)、原反巻き(ゴミ袋を巻き取る工程)、梱包作業所に対して検品作業員を各1名増員する。

 
 なんと、お粗末なこと〜。でも、こんな劣悪な工場環境と安い人件費だからこそ、安いゴミ袋ができるのでしょうネ。 この女性に事の顛末をお伝えすると 「どうして、県内近隣業者ではいけないのでしょうか? 中国産ワリバシも危険とかテレビ報道もあったばかり。そこまで安くしないといけないのですか? 私たち主婦にはホントに高〜い指定ゴミ袋なのに〜」。 おっしゃる通りです!!