市議会議員と商工会議所建設運輸部会との懇談会

当局の意識が旧態依然なら、議会が一致して具体的改善提案をすべき時〜!

 総務民生委員会を中心に市議会議員と、商工会議所建設運輸部会との懇談会が開かれました。
商工会議所からは、会頭はじめ部会役員さんなど6名、議員は、村山、木村、竹内、尾崎、浜口、木下(順)、そして私の7名でした。
 率直、具体的なお話のなかに業界の崖っぷちのような厳しさがひしひしと伝わってきました。議員もそれぞれ問題意識があり、活発な意見交換となりました。2元代表制の下での議会の存在意義を痛感しました。

 
業界のご意見、ご指摘、大きくは以下の4点と受け止めました。
1、9月実施の入札改正は前進ではあるが、業界の実態からはかけ離れたものである。本来、業界の実情を把握した上で改正するべきものではなかったか。さらなる改正を早急に実施してほしい。※9月4日の当局の改正通告会でも最低制限価格85%を求める意見が続出したと担当課でも聞きました。


2、最低制限価格制度を、現在の条件付一般競争だけでなく、130万以下の入札と、指名競争入札にも設けてほしい。


3、指名競争入札参加業者選定数が決められているため、市内業者だけでは不足し市外業者が算入することになる。この仕組みを業者数の少ない鳥羽市の現状にマッチしたものに変えてほしい。
※「鳥羽市建設工事等入札参加資格審査要綱」第12条で、・設計金額500万円未満にあっては5社以上・設計金額500万円以上1000万円未満にあっては6社以上・設計金額1000万円以上にあっては7社以上。ただし、特に必要と認めたときはこの限りではない。…定めています。しかし、審査要綱は時代の要請にあわせ地元業者育成の観点での見直しが必要です。


4、伊勢市志摩市のように、準市内業者という項目をなくし、鳥羽市内に本社のある企業を中心とした入札にしてほしい。
※入札参加資格要件で土木、建築は1億5000万円以上、水道は300万円以上は、準市内業者も参加できるとしています。鳥羽市の業者は伊勢や志摩では門前払いの上に、鳥羽市では他市業者が算入するという厳しさです。

 
 「地方分権のなかで鳥羽オリジナルの公共事業のあり方があっていいのではないか」会頭のご提案もいただきました。参加した議員7名が全議員に伝え、研究し改善策をしめそう…みんなが一致しました。人口2万4千人をきった小さな鳥羽のまちで、地元業者の維持育成をどうはかるのか、一つの節目ともいえる今日の日でした。物品発注もそうですが、当局と職員の意識が旧態依然なら、もう主張するだけでなく行動を起すしかない、議会一致して具体的改善提案をすべき時〜!です。