神島断水 一刻も早く復旧を!

海底送水管は水深66メートルで潜水できず、明日、調査続行
  

 今日にも海底送水管の異常箇所が発見され修理体制に入れるかと、心配しつつ期待していましたが、残念! 海底送水管の敷設位置は予想を超えて水深66メートルものところで、潜水が不可能という状態で、県が水中ロボットを手配したときはすでに夕刻だったとのこと。明日、引き続き調査実施。
 明日こそ、修理にかかれますように!祈るような思いです。神島の皆さんは入浴もままならず、さぞ不自由なことでしょう。 なんとか、少しでも早く打開策をと、水道課も知恵を絞っています。


神島の地理的特殊性は入札評価にどう反映されていたのか? 

 さて、なぜ、海底送水管に異常が発生したのか。関係者に聞いた話では、神島漁港で実施中の県漁港港湾工事との関連を指摘する声があがっているとのこと。工事請負業者の船が漁港の沖2キロメートル地点で待機中の際、降ろした碇が何かにからみ引き上げられない事態が起こっていたのだそうです。えっ、そんなことってあるの?私も驚いたのですが。その直後の送水不能です。

 
 本来、神島漁港工事は、地元地域に精通した鳥羽市の市内業者が専門としていたんです。しかし、今回の業者は市外業者です。 海底送水管などの位置の把握などに問題はなかったのか。価格だけではなく、離島神島の地理的特殊性は入札評価にどう反映されていたのか。……次つぎ疑問がわいてきます。
 「まさに、戸上議員が9月議会で指摘した『地元業者優先の問題』ではないのですかね〜」今日寄せられたこんな指摘、一人や二人ではありませんでしたよ。

 
 今後、事実が明らかにされるでしょうが、仮に工事との関連がはっきりすれば、請負業者だけでなく、工事発注者の県の責任が問われるでしょう。 海底送水管の修理には相当な費用がかかるんです。その他関連被害もあります。