共産党後援会の友人たちと神島へ

神島の疲労 ピークです
 7日、友人たちと神島へ渡りました。日曜日で職員も少ないだろうし何か少しは役立てないかと思って…。 佐田浜桟橋で坂手の方に「戸上さん、今日は菅島からは波がきついよ〜、台風の影響や」と脅かされて内心ヒヤヒヤ。 ちょうど、私たちと入れ替わりに昨夜神島泊り組の職員が船から降りてきて「お疲れさま〜!」「○○くん、えらいね〜」と声をかけてると、なんか、やけにみんな顔色が悪い、ぐったりしてる。 あぁ、やっぱり船酔いか…。
 
 案の定、外洋に出るまでもなく、内海でも左右に揺れだし、定期船のデッキに積まれたお葬式の生花のバケツが転倒、定期船職員がテキパキと対応。途中、職員がビニール袋を配って回った。揺られること45分、やっと前方に神島が見えたときはうれしかった…。まさに絶海の孤島です、我が神島は。小説のテーマになるだけの、ものすごい島です。「戸上さん、時化のときに一度来てみてな。私らの思いがもっとわかってもらえるはず」青コンのときの言葉をかみしめた。

 さぁ、がんばるぞ!と現地対策本部に行くと、市職員、県職員、業者と今日も給水活動中で水運びは万全でした。それで、あちこちで現状やら皆さんの様子を伺いました。


地元消防団の不眠不休のがんばりには頭が下がります

 特に地元消防団疲労がピークです。台船から消防ホース40本をつないで山上タンクに注水中ですが、途中4箇所でポンプ用エンジンでポンプアップしています。消防団はその対応に追われているのです。一台に3、4名がつき、故障その他、急坂を駆け上り対応しています。夜、漁に行って、昼間寝ないまま作業しています。二日も徹夜したという方もいました。いくら屈強な漁師さんでも大変です。完全復旧までには早くてまだ10日もかかります。半数、市職員が変わるというようなことは難しいのでしょうか?(私の素人考えですが…)
 島の担い手の女性たちも、疲労が蓄積状態です。水道課職員もかなり疲れた表情。(同じ職員でも応援部隊は当然元気。ひと目で水道課とわかります。ご苦労さん)
外部からの応援者がもっとお手伝いできることがあるといいのですが…。


なによりも早く、完全復旧してほしい!の声

完全復旧、これに尽きます。海底送水管敷設業者である古川電工会社が、すぐに改修にかかっていただけるものだと私は思い込んでました。しかし、実際には9日着工、早くて17日完了予定だというのです。聞くところによると、改修工事のための機材、資材を全国から集めるのに日数がかかるとのこと。でも、不測の事態なのですから、なんとか数日中には対応してもらえないものなんでしょうか。
今後、海底送水管の敷設代えの際には、不測事態への対応も入札要件にいれ、きちんと契約をしておくべきだと思います。古川電工とはどうなっていたのでしようか?


原因の徹底調査を!

今回の断水との関連が指摘されている神島漁港防波堤工事の入札結果を県のホームページで検索してみました。
工事名は神島漁港県営地域水産物供給基盤整備事業南防波堤その6工事。
入札日は7月26日。入札方法は一般競争入札。落札方式は価格競争。
予定価格は434,227,500円(税込み)
入札結果は、市外業者の特定建設工事企業体が270,600,000円で落札。
次点との入札価格差は4,640万円です。 


「海底の状況に精通していたのか」「県はきちんと指導していたのか」「安く入札しても、そのためにこんな事故が起こっては困る。お金も高くつく」今、市民の声です。談合は許されないことです。そのために競争も必要です。当然です。
しかし、工事の安全性の担保が先決です。私は、落札方式が単なる「価格競争」であったことに疑問を感じます。なぜ、総合評価方式は検討されなかったのか。また、海底送水管敷設等の地理的条件の特殊性を勘案して、過去の実績などを評価点に加えられなかったのか。
こんなことが二度と起こってはたまりません。いったい、何が問題だったのか。県はきちんと原因究明し公表すべきです。今後にいかす点も教訓化すべきです。注目したい!!


■ある女性のお話に感激〜 遠方に住む神島出身の子どもさんが「戸上さんのホームページで断水を知った。お母さん、大丈夫か」と電話をくれたよ、と話してくださいました。私のつたない幸子日記を読んでくださっていたんですね。ありがとうございます。