情報共有して市民が考えあう機会 あったでしょうか?−その2− 編

市長指示 「残せる方法を検討せよ」
          予断を挟むな!工事中断は何のためか!
 
 
 相橋架け替え工事は、江戸時代の石垣が相次いで発見されたため、現在、工事を中断中です。
市長の指示は「残せる方法を検討せよ」「関係者、関係団体の意見を聞け」です。(建設課と教委で確認)

 
 これは、非常に重大な指示であると私は思います。
こんな大事なことなのに市長も知らなかった、否、知らされていなかったのですから!  
 さらに、20日の「とばみなとまちづくり市民協議会」。ここでも、「知らなかった」「なぜ、早く検討できるよう報告しなかったのか」「教委からも報告を受け学びたかった」…各委員から意見が続出したというのです。「委員の皆さんにお叱りを受けました」出席した課職員の話です。


 委員に対して、こんな失礼なことがあるかしら? まさに、この協議会は、鳥羽駅周辺地区でマリンタウンやまちづくり交付金事業を実施するための、公式な市民との協働の場として設立されたものなのです。なぜなの?
市民に知らされないまま、市民が考えあう機会もないまま、文化財が壊されていく。
こんなんでいいの? 


 だから、市長の指示は極めて当然です。
鳥羽市の歴史文化である鳥羽城の重要な位置にあたる相橋。後の歴史の評価に耐えうる判断でなくてはならないから…。
中日のコラム欄が書きました。開発と文化財保護で、みんなが真剣に討論した鳥羽小建設問題、あの教訓はいかされているのか。徹底的に議論を尽くしてほしいと。私もあの頃を思い出しました。その通りですよね。
 特に、今回は、協議会が「鳥羽の物語がわかる、風情のあるきれいな川」と位置づけた妙慶川修景工事ですからなおさらです。


 しかし、首を傾げざるを得ないのが、建設課長と教育長の姿勢。 市長の指示に真摯に向き合っているとは、どうしても、私には思えないのです。 つまり、工事続行が先にありきなのです。これでは、工事中断の意味がない。
「残せる方法を検討せよ」予断を挟まずに!