まちづくりに歴史文化をどう位置づけるのか 市民合意を

相橋の石垣は壊す 市が決定  
 市長は工事を中断し、「現状保存のための検討」を建設課と教育長に指示しましたが、結局、石垣は壊されることになりました。なんともったいないこと!と思いますが、担当課には知識も情熱もなかったようです。(だから、こんな取り返しのつかない問題が起こったのですが)。鳥羽市のまちづくりに歴史文化をどう位置づけるのか−。市当局も、議会も、市民も、根本テーマを問われました。今回の結論はその成熟度の反映だと思います。
 

 文化財調査委員会の指摘がなければ、市長さえも知らないままに鳥羽城跡の要所となる相橋の石垣破壊が行われるところでした。ほんのわずかの間でしたが、まだみんなが認識して破壊したという点では、よりましだったかもしれません。
 私も文化財問題を学びたい!との思いが募りました。議会としても大きな課題が残った−。
まちづくりに歴史文化をどう位置づけるのか。市民合意を形成するのが建設課と教育委員会の役割だったのに欠落していた。問題点がいくつも見えてきた。 この悔しさを今後につなげたい。